ベイトタックルでのショアジギングのメリット

お悩みを抱えている人

ベイトタックルでショアジギングをやってみたいけど、どんなベイトリールを選べばいいの?ショアジギングにぴったりなベイトリールを教えて!

こんな疑問に答えます!

こんにちは!KIYO(@BaitOcean)です。

最近はベイトタックルでソルトゲームをしている人も増え、ベイトタックルでショアジギングをしている人もちらほら見かけます。

ですが、ベイトタックルでショアジギングをする必要ってあるのか?って声も多いですが、実はかなりのメリットがある方法なんです!

このページを見ることで

  • ショアジギングをベイトで行うメリットとは?
  • ショアジギング向きベイトリールの選び方
  • ショアジギングにおすすめベイトリール紹介
  • ショアジギング向けPEライン紹介

が分かります。

ショアジギングをベイトタックルでやることで、こんな大物を手にできる可能性が上がるので、ぜひ試してほしいと思います!

ヒラメ83㎝

また、ベイトショアジギングについてより詳しく解説している記事もありますので、興味があればぜひ見てみてください!

【初心者向け】ベイトタックルでショアジギングをすると釣果が上がる!?



ショアジギングをベイトで行うメリットとは?

ベイトタックルでのショアジギングのデメリット

ベイトタックルとショアジギングは実はかなり相性がいいジャンルであり、スピニングタックルよりも色々な魚をキャッチできる可能性を持っています!

太いラインが使える

ベイトタックルでは太いラインを使っても使用感が変わらず、飛距離もそこまで落ちないというメリットがあります。

スピニングタックルでは1号前後のPEラインを使うことが多いと思いますが、実はかなりリスクが高いのです。

理由としては、ショアジギングは1回の釣行でもPEラインのコーティングやラインにかなりダメージが入る釣りです。

40cmくらいまでの魚であれば問題なくとも、大物がかかることもあるショアジギングでは、ダメージの入ったPE1号ではラインブレイクする可能性が高いです。

その点、ベイトリールにPE2号や3号のラインを巻いていたらどうでしょうか?

もし何度か釣行してPEラインにダメージが入っていたとしても、1号のPEラインより強度は高いことが多く、不意な大物にも対応できる可能性が高まります。

太いラインが使えるベイトリールは、【使用感が変わらず】【ラインの強度を高くでき】【飛距離も変わらず】ショアジギングができるため、スピニングタックルではできないメリットが多いのです。

手返しが良い

ベイトリールはスピニングリールと違い、ベールを返す必要がなく、親指でクラッチを切るだけでラインをフリーにすることができます。

ショアジギングではボイルやナブラが起きることがあるため、キャストしたルアーをいち早く回収して次のキャストをする場面があります。

ルアーを回収して次のキャストが数秒遅れただけで、釣れないことがよくあるショアジギングでは、ベイトリールの手返しの良さはかなりのメリットになります。

巻き上げトルク力が強い

ベイトリールは巻き上げが強いのは、引き波での巻き上げ、波打ち際やフラットフィッシュに対してかなり有効です。

ショアジギングをしていると、ルアーを回収するときに強い引き波によって回収で疲れてしまうことがあります。

しかし、ベイトリールの強い巻き上げであれば、軽い力でルアーを回収できるため、長く釣りをしても疲れにくいというメリットがあります。

また、波打ち際での抜き上げやフラットフィッシュを浮かせるパワーも必要です。

ベイトリールでは、強い巻き上げパワーでエイがかかっても余裕でやり取りができるため、不意な大物との勝負にも負けないトルクはかなりのメリットです。



ショアジギング向きベイトリールの選び方

ショアジギングをするためのベイトタックルの選び方

ショアジギングでは、ジグやヘビープラグを遠投するため、ベイトリールにも遠投性能が求められます。

遠投する場合は、ブレーキとスプール径が重要になります。

ブレーキは遠投向きのブレーキが採用されたものを選ぶ必要があります。

スプール径は大きくなるほど、重たいルアーがキャストしやすくなりますが、キャストするルアーの重さに合わせてスプール径を選ぶといいでしょう。

実際にはスプール重量なども関係してきますが、目安としては

・34mmスプール:メタルジグ重量15~30g
・36mmスプール:メタルジグ重量20~45g
・38mmスプール:メタルジグ重量30~60g

を基準として、ベイトリールを選んでみてください。

また、ギア比に関してはギア比が高いものを選ぶことをおすすめします。

ベイトリールの糸巻き量は【最大糸巻き量】となっており、ラインがフルに巻かれた状態での糸巻き量です。

そのため、最大糸巻き量が90cmと書いてあるベイトリールでも、100m先に飛ばした時は一巻きで60~70cm前後しか巻けません。

ローギアのベイトリールを買ってしまうと、いざナブラが起きた時に回収するまでかなり時間がかかったり、巻取りが遅いとルアーが波に押されるだけで泳がないこともあります。

ですので、ショアジギング用のベイトリールにはハイギア(HGやH)やエクストラハイギア(XGやXH)を選びましょう。



ショアジギングにおすすめベイトリール紹介

ショアジギングといっても、小型の青物を狙う時は20g前後のジグをキャストしたり、大型のプラグをキャストしたりと様々です。

どんなルアーをキャストするのかによって最適なベイトリールは変わってきます。

ここでは、キャストするルアーのウェイト別におすすめのベイトリールを紹介していきます。

20g前後のルアーキャストにおすすめのベイトリール

シラスや小さいカタクチイワシなどの小型ベイトが多い場所では、20g以下のメタルジグや小さめのプラグを使うことが多くなります。

そういった20g前後のルアーを快適にキャストできるベイトリールを紹介します。

SHIMANO 20メタニウム

引用元: SHIMANO

20メタニウムはかなりおすすめのベイトリールです。

ボディはかなりコンパクトで、手が小さい人でも使いやすく、かつ剛性が高いベイトリールなので、かなり使い込んでも性能が落ちにくいです。

スプールは34㎜径でSVSインフィニティという遠心ブレーキが採用されたベイトリールです。

遠投性能はかなり良く、しっかりとしたタックルバランスで遠投すれば、キャストするルアーによっては100mキャストもできます。

デメリットとしては、ドラグクリック音(ライン引き出し音)がなく、糸巻き量もあまり多くはない点です。

ライトショアジギングはもちろん、バス、シーバス、チニングなど色々な釣りにも使えるので、ショアジギング以外にもおすすめするベイトリールです。

こちらにインプレ記事もありますので、気になる方はぜひ読んでみてください。

20メタニウム完全解説!!超おすすめのバーサタイルベイトリールの性能とは?

DAIWA 22ジリオンTW HD

引用元: DAIWA

22ジリオンTW HDは2021年12月に発売されたばかりのベイトリールです。

18年に発売されたジリオンTW HDとは全く違ったベイトリールであり、タフな使い方に特化したベイトリールです。

34mm径でマグフォースZ-BOOSTというブレーキが採用されたベイトリールで、遠投性能に優れたベイトリールです。

ジリオンTW HDのHDとはヘビーデューティーの略称で、ショアジギングの過酷な釣りにも対応できるタフさがあります。

遠投性能、剛性の高さ、ドラグ引き出し音あり、100mmハンドルとラウンドノブと、ショアジギングにほしいものをすべて持っているベイトリールです。

AbuGarcia REVO EXD

Revo_EXD

引用元: AbuGarcia

REVO EXDのEXDとはエクストラディスタンス(特別な距離)の略称で、遠投性能を重視したベイトリールです。

35mmスプールで、浅溝のスペアスプールが標準で付いてきます。

新品状態ではスプールの両端に付いているベアリングに、オイルがかなり付いているので、パーツクリーナーで洗浄してオイル注油をしたほうがいいです。

また、ブレーキダイヤルは音がしないため、感覚で決める必要がある分使いづらい印象を感じます。

コンパクトな見た目とは裏腹に、ドラグ力はかなり強く、根に潜ろうとする魚を強引に引きよせるパワーを持っているのが最大の特徴です。

慣れが必要なベイトリールですが、ぜひ興味があれば試してみてください。

SHIMANO 17バスワンXT

BASSONE XT

引用元: SHIMANO

安いベイトリールでとりあえずやってみたいという人におすすめのベイトリールです。

1万円以内で買える安さでありながら、基本性能はしっかり持っているため、ベイトリールに慣れたい人にもおすすめなベイトリールです。

ブレーキはSVSブレーキとなり、ブレーキシューをオンオフすることで0~6段階のブレーキ調整ができるようになっています。

ただ、ブレーキを調整するときは、サイドカップを開ける必要があるため、サイドカップを落とさないように注意が必要です。

アルミスプールですので、軽めのルアーのキャストはあまり得意ではありませんが、お試しでやってみたい人にはおすすめです。

DAIWA 19タトゥーラTW 100

引用元: DAIWA

タトゥーラは見た目がほぼ同じで「19タトゥーラTW」と「20タトゥーラSV TW」がありますが、ショアジギングや遠投向けには「19タトゥーラTW 100」がおすすめです。

スプールは34mmでマグフォースZという遠投向きのブレーキが搭載されています。

実売15000ほどで買えるベイトリールでありながら、かなり完成度の高いベイトリールであり、コストパフォーマンスの高いベイトリールです。

遠投性能はSVSのほうがいいですが、ダイヤル調整で簡単に調整できますし、トラブルレス性能はこちらが上です。

ライトショアジギングでの使用はもちろん、最初に買っておきたいベイトリールとしてもかなりおすすめなベイトリールです。

40g前後のルアーキャストにおすすめのベイトリール

これから紹介するのは、40g前後のメタルジグや、30g前後のシンペンやミノーといったものを、快適にキャストできるベイトリールです。

スプール径も大きめで、重たいルアーをキャストするために作られているベイトリールです。

SHIMANO 21アンタレスDC

SHIMANO 21アンタレスDC

引用元: SHIMANO

21アンタレスDCはSHIMANOのハイエンドベイトリールです。

37mmスプールで最新のDCブレーキが入っており、遠投性能とトラブルレス性能が両立しています。

ハイエンドベイトリールということで最新の技術が盛りだくさんで、誰が使っても使いやすいベイトリールになっています。

DCブレーキの弱点であるスプールの重さもマグナムライトスプールが入ったため、かなり軽めのルアーのキャストもしやすくなっています。

ショアジギングを真剣にやってみたい!という人におすすめのベイトリールです。

SHIMANO 21カルカッタコンクエスト 200

SHIMANO 21カルカッタコンクエスト

引用元: SHIMANO

カルカッタコンクエストは丸形のベイトリールであり、ビッグベイト用のベイトリールと思っている人も多いですが、実はショアジギングにかなりおすすめのベイトリールです。

38mmスプールとかなり大きめのスプールですが、マグナムライトスプールであるため、軽めなルアーも問題なくキャストできます。

また、巻き心地は非常に素晴らしく、スピニングリールで言えばステラ級の巻き心地の良さを持っています。

欠点としては、【リール重量が重たい】【冬はかなりリールが冷たい】【巻取り量があまりよくない】という点があります。
※2022年にエクスストラハイギア(XG)が発売され、糸巻き量の少なさは改善されました!

遠投性能はかなり素晴らしく、40gの後方重心のメタルジグであれば普通に130mくらい飛ばせます。

見た目もかなりかっこいいため、ショアジギングはもちろん、ビッグベイトや秋の大型プラグを使ったシーバスゲームなどにも使えます。

DAIWA スティーズ A TW HLC

スティーズATWHLC

引用元: DAIWA

スティーズはDAIWAのハイエンドベイトリールであり、HLCはハイパーロングキャストの略称で、遠投に特化したベイトリールです。

36mmスプールでマグフォースZ-BOOSTという遠投重視のブレーキシステムが採用されています。

耐久性、遠投性能、滑らかなドラグ性能とショアジギングにほしい性能がきっちりと入っています。

また、36mm以上のスプールが入ったベイトリールは基本的にボディが大きくなりがちですが、スティーズA TW HLCはかなりコンパクトなのもポイントです。

手が小さい人でもしっかりとパーミングできるため、女性にもおすすめなベイトリールです。

SHIMANO 22エクスセンスDC

22エクスセンスDC

引用元: SHIMANO

2022年8月現在で全メーカー中最高の飛距離を出せるベイトリールです。

4×8DCエクスセンスチューンのブレーキが非常に素晴らしく、条件が整ったXモードであれば、40gメタルジグを120mは飛ばせます。

また、ドラグクリック音、マイクロモジュールギア、MGL3スプールとソルトのベイトリールに欲しい性能をこれでもかと詰め込まれています。

お金が許すのであれば、22エクスセンスDCを選べばまず後悔することはなくなるでしょう。

欠点としては、ギア比がXGしかないので、他のギア比が欲しい方は21アンタレスDCを選ぶことをおすすめします。

とにかくルアーを遠くに飛ばしたい!飛距離が一番という人は、22エクスセンスDCしかありえません

60g前後のルアーキャストにおすすめのベイトリール

コノシロやハタハタ、マイワシなどの大型のベイトがメインになっている場合は、キャストするルアーも大型になり重たいルアーを使う場面があります。

また、大型の青物やフラットフィッシュをメインで狙う場合は、魚に負けないパワーを持ったベイトリールが必要になります。

60cm以上のフラットフィッシュや70cm以上の青物などをメインに狙う、重たい・大きめのルアーをキャストする場合はこれから紹介するベイトリールをおすすめします。

AbuGarcia REVO BEAST ROCKET

AbuGarcia REVO BEAST ROCKET

引用元: AbuGarcia

REVO BEAST ROCKETは世界中の怪魚と戦える強さを持ったベイトリールに、最大巻取り量108cmという巻き上げの速さが加わったベイトリールです。

ショアジギングの中でもサーフだけではなく、地磯などのフィールドでのショアジギングにもかなりおすすめで、太いラインで重たいルアーをぶっ飛ばしてゴリゴリ巻けるベイトリールです。

ベイトリール自体が270gであり、ボディも大きいため、手の小さい人や力がない人は使いにくいですが、ショアジギングで大型の魚にもしっかり対応できるベイトリールがほしい人はおすすめです。

tailwalk ワイドバサル

ワイドバサル

引用元: tailwalk

ワイドバサルは実売1万円ちょいで買える安さでありながら、かなりの高性能なベイトリールです。

ワイドバサルはシングルハンドルとダブルハンドルがありますが、ショアジギングにはダブルハンドルかつハイギアの「CA81」をおすすめします。

39mmの遠心ブレーキシステムのベイトリールであり、巻取り量が最大99cmで最大ドラグ力12kg!というハイパワーベイトリールです。

ベアリングが4ボールベアリング1ローラーということで、巻きの滑らかさはよくありませんが、逆に考えれば錆びにくいということでもあります。

サーフからのブリやサワラといった大型の青物にも対応できるベイトリールです。

SHIMANO スコーピオンMD

21スコーピオンMDLH

引用元: SHIMANO

SHIMANOのMDとはモンスタードライブの略称で、今までのバス用ベイトリールとは違ったベイトリールです。

43mmという大口径スプールにSVSブレーキが入ったベイトリールです。

ギアも普通のギアではなく、高強度ギアが入っているためベイトリールの性能が長持ちするようになっています。

SVSブレーキの遠投性能は素晴らしく、太いPEラインを使っても100m先までキャストできる性能を持っています。

かなり大きいベイトリールであるため、力のある人でないと長時間の釣りはきついですが、ぜひ試してほしいベイトリールの一つでもあります。

DAIWA タトゥーラ TW 300

21タトゥーラTW300_400

引用元: DAIWA

タトゥーラ TW 300はDAIWAの中でもかなり大型のベイトリールであり、強いだけではなく、トラブルレス性能が高いベイトリールです。

43mmスプールでマグフォースブレーキが採用されています。

マグフォースブレーキは、キャスト前半から後半にかけてしっかりとブレーキがかかるため、風が強い日でもトラブルレスで釣りができます。

飛距離で言えば他のベイトリールのほうが出ますが、トラブルレス性能ではかなり上位に位置するベイトリールですので、ぜひ使ってみてほしいベイトリールの一つです。