ベイトロッドとスピニングロッドの違いのサムネイル

お悩みを抱えている人

・ベイトロッドとスピニングロッドって何が違うの?
・見た目以外に違う点ってあるのかな?
・ベイトロッドとスピニングロッドの違いを教えて!

こんな疑問に答えます!

こんにちは!KIYO(@BaitOcean)です。

ルアーフィッシングでは主にベイトタックルとスピニングタックルがあり、ベイトタックル用のロッドをベイトロッド、スピニングタックル用のロッドをスピニングロッドと言います。

このベイトロッドとスピニングロッドですが、見た目が違うだけと思っていませんか?

実は見た目だけではなく、セッティングも違えば、曲がり方も違うんです!

ベイトロッドとスピニングロッドの違いは

  • グリップの違い
  • ガイドの違い
  • リールとガイドの向きの違い
  • ブランクスのスパインの違い
  • ブランクスの曲がり方の違い
  • ブランクスの太さの違い
  • 製品名、品番の違い
  • があります。

    このページを見ることで、釣り人の90%以上が知らない、ベイトロッドとスピニングロッドの違いが分かりますので、ぜひ最後まで見ていってください!



    グリップの違い

    ベイトロッドとスピニングロッドのグリップの違い

    ベイトロッドとスピニングロッドの一番の違いは、グリップの形状が違います

    スピニングロッドではまっすぐなグリップになっていますが、ベイトロッドはトリガーグリップ(トリガーシート)と呼ばれるベイト専用のグリップが使われています。

    ベイトロッドにトリガーグリップが使われている理由は、指を引っかける場所を作る必要があるためです。

    スピニングタックルではリールの足が指にかかるため、きちんとした持ち方をしていればロッドがすっぽ抜ける心配はありません。

    しかし、ベイトタックルはリールの後ろを持つため、トリガーグリップがないとすっぽ抜ける可能性があるため、指にかけるトリガーグリップが使われます。

    ガイドの違い

    ベイトロッドのガイド

    ロッドに使われているガイドも、スピニングロッドとベイトロッドで専用のガイドが使われています。

    主な違いはロッドからガイドリングまでの距離の違いとガイドリングの大きさが違います。

    ベイトタックルのラインの位置はロッドの近くになり、ラインはまっすぐ出ていきます。

    そのため、ベイトロッドはガイドリングの位置がロッドに近く、ガイドリングも小さくなっています。
    ベイトロッドのラインの出方

    それに比べてスピニングタックルでは、ラインの位置が遠く、らせん状にラインが出ていきます。

    そのため、スピニングロッドはガイドリングの位置がロッドから遠く、らせん状に出てきたラインを通すためにガイドリングも大きくなっています。
    スピニングロッドのラインの出方



    リールとガイドの向きの違い

    ベイトロッドとスピニングロッドではリールとガイドの向きが違います。

    ベイトロッドはリールとガイドが上に向くように持つのが正しい持ち方です。
    ベイトロッドのリールとガイドの向き

    スピニングロッドはリールとガイドが下に向くように持つのが正しい持ち方です。
    スピニングロッドのリールとガイドの向き

    また、ベイトロッドではスパイラルガイドと呼ばれる珍しいガイドセッティングもあります。

    スパイラルガイドはその名の通り、元ガイドが上に向いており、そこから徐々にガイド位置がズレていき、ティップではガイドが下向きになっています。

    主に船のオフショア用のベイトロッドにあるガイドセッティングです。

    これは間違えているわけではなく、あえてこのようなセッティングにしているので、不良品と思わないようにしましょう。

    ブランクスのスパインの違い

    ロッドにスパインができる理由

    引用元: SHIMANO

    ベイトロッドとスピニングロッドでは、ブランクスのスパインが違います。

    ブランクスとはロッドの棒の部分ことで、ブランクスはカーボンシートを丸めて作っています。

    1枚のシートを丸めて作っているため、一部に厚みがある箇所ができるため、その部分だけ反発が強くなります。

    この反発が強い部分をスパインといいます。

    スピニングロッドはスパインが縦に入るようにセッティングされていますがベイトロッドは違います。
    スピニングロッドのスパイン

    ベイトタックルでは、ロッドを90度横に倒してキャストするため、スパインの位置も横側になっています。
    ベイトロッドのスパイン



    曲がり方の違い

    メーカーやロッドのテーパーによっても変わりますが、ベイトロッドとスピニングロッドではロッドの曲がり方に違いがあります。

    ベイトロッドでは、ラインを出さずにパワーファイトをすることが多いため、バット部分にパワーが集中するように作られています。

    スピニングロッドではドラグ性能を活かして魚をいなすように釣ることが多いため、ベリーからティップにかけてしっかりと曲がるように作られています。

    ブランクスの太さの違い

    基本的に同じメーカーで同じブランドのロッド、同じロッドのパワーであっても、ベイトロッドのほうがブランクスが全体的に太いことが多いです。

    これはベイトタックルのパワーファイトを支えるパワーが必要になるため、その分ブランクス全体を太くしてパワーや耐久性を上げていることが理由です。

    製品名、品番の違い

    製品名や品番で、ベイトロッドかスピニングロッドか分かるようになっています。

    メーカーによって表記は違いますが、SHIMANO・DAIWA・AbuGarciaでは以下のようになっています。

    SHIMANOの品番での見分け方

    SHIMANOの品番での見分け方

    SHIMANOではソルトウォーターのロッドは品番の先頭に【B】が付くものがベイトロッド、【S】が付くものがスピニングロッドとなっています。

    また、バス用のロッドやワールドシャウラなどのフリースタイルロッドの一部は、先頭の数字が【1】ならベイトロッド、【2】ならスピニングロッドとなっています。

    DAIWAの品名での見分け方

    DAIWAの製品名での違い

    DAIWAではソルトウォーターのロッドは品名の後ろに【B】が付くものがベイトロッド、付かないものがスピニングロッドとなっています。

    また、バス用のロッドでは、先頭に【C】と付くか、後ろに【B】と付くものがベイトロッド、先頭か後ろに【S】が付くものがスピニングロッドとなっています。

    AbuGarciaの製品名での見分け方

    Abugarciaの品名での違い

    AbuGarciaはソルトもバス用も同じで、製品名の一部に【C】が付くものがベイトロッド、【S】が付くものがスピニングロッドとなっています。

    3社以外のメーカーの品名は?

    メーカー毎に品名の付け方は違うため、必ずではありませんが、【B】や【C】が付いているものがベイトロッド、【S】が付いているものがスピニングロッドであることが多いです。

    ただし、同じメーカーであっても、ロッドのブランドによって製品名が違うことはよくありますので、必ずメーカーのサイトを見て判断したほうがいいでしょう。



    まとめ

    いかがでしょうか?ベイトロッドとスピニングロッドでは、グリップの形状の違いやガイドの形状や向きの違いブランクスのセッティングまで違っていることが分かったと思います。

    ベイトタックルとスピニングタックルは見た目だけではなく、ブランクスのセッティングまで一から違っていますので、覚えていただければ幸いです。