※22エクスセンスDC購入いたしました。
エクスセンスDCと言えば、17年に発売されたエクスセンスDCと、20エクスセンスDCSSがありましたが、この度17エクスセンスDCの後継機が発売されました!
発売日は2022年7月(左ハンドルは2022年8月)となっています!
特に宣伝もされず、しれっと公式HPに登場し、ベイトシーバスアングラーをざわつかせています。
ただ、気になるスペックを見てみると、ちょっと期待してもいいのか迷うリールとなっています。
今回は、そんな22エクスセンスDCをベイトシーバスガチアングラーが徹底解説していきます!
22エクスセンスDCの気になるスペックは!?
引用元: シマノ
スペック表
品番 ギア比 最大ドラグ力(Kg) 自重(g) スプール 径(mm)/幅(mm) 糸巻量フロロ(lb-m) 糸巻量PE(号-m) 最大巻上長(cm/ハンドル1回転) ハンドル長さ(mm) ベアリング数BB/ローラ― 夢屋ハンドルノブタイプ 夢屋ハンドルタイプ 本体価格(円) 商品コード XG RIGHT 7.8 5 230 37/19 12-130,14-95,16-85 1-365,1.5-255,2-180 91 45 11/1 A BH-1 80,200円 044969 XG LEFT 7.8 5 230 37/19 12-130,14-95,16-85 1-365,1.5-255,2-180 91 45 11/1 A BH-1 80,200円 044976 引用元: シマノ
技術特性や価格
引用元: シマノ
22エクスセンスDCは17エクスセンスDCと同じく、ギア比はXGのみとなっています。
また、ボディベースは21アンタレスDCとなっており、カラーがエクスセンスらしく黒っぽい色になっていますね!
22エクスセンスDCの特徴は?
引用元: シマノ
22エクスセンスDCの最大の特徴と言えばやはり「4×8DC エクスセンスチューン」です。
エクスセンスチューンとはPEラインに特化したDCブレーキであり、どれもより遠くにルアーを飛ばす専用設計されたブレーキです。
ソルトゲームにおいてはPEラインを使うことが多いため、22エクスセンスDCはソルトゲームにおいて素晴らしいベイトリールとなるでしょう。
22エクスセンスDCの気になる使い道は?
引用元: シマノ
22エクスセンスDCはPE1.5号が255m、PE2号が180m巻けるラインキャパシティを持っています。
中途半端なラインキャパシティだと思うかもしれませんが、PE1.5号を200mジャストの糸巻き量にしてしまうと、より太い号数のラインがほとんど巻けなくなってしまうのです。
そうすると、下巻きが面倒だなと思うかもしれませんが、22エクスセンスDCには下巻きが簡単になるアイテムが付いてきます。
詳しくはこちらの記事をご覧ください。
また、PEラインの最大のメリットを活かせるブレーキと相まって他のベイトリールを凌駕する飛距離が実現されています。
PE1.5号をメインにシーバスゲームやショアジギングをするにはぴったりなベイトリールでしょう!
ただし、スプール重量はおそらく17g前後と重ためだと思いますので、10g以下のルアーキャスティングには向いてはいないでしょう。
追記:スプール重量は16.9gでした。
適正ルアーウェイトは、20~50g前後になるでしょう。
21アンタレスDCと22アンタレスDCの比較
それではベースとなった21アンタレスDCとの性能を比較しつつ違いを見ていきましょう!
性能比較と違い
21アンタレスDC | 22エクスセンスDC | |
最大ドラグ力 | 5kg | 5kg |
自重 | 225g(XG) | 230g |
スプール径/幅 | 37/19 | 37/19 |
ラインキャパシティ | ナイロン16lb/100m | フロロ16lb/85m |
ハンドル長 | 42mm | 45mm |
ブレーキ | 4×8DC | 4×8エクスセンスチューン |
ドラグサウンド | なし | あり |
ギア比 | ノーマル、HG、XG | XGのみ |
カラー | シルバー | ガンメタ |
ベアリング | 11/1 | 11/1 |
こうして違いを見てみると、ドラグサウンドがあったり、ハンドル長が長かったりと、ソルトゲーム向けに作られているのが分かります。
ラインキャパシティは21アンタレスDCのほうが少し多いぐらいですね。
また、22エクスセンスDCはメカニカルブレーキキャップが変更されており、手で調整ができる形に変更されています。
PEラインをメインに使うのであれば22エクスセンスDC、他のラインも使うのであれば21アンタレスDCという選び方をすれば問題ないでしょう。
また、22エクスセンスDCはXGしかギア比がないため、ノーマルギアやHGを使いたいという人は21アンタレスDCがいいですね。
すでに21アンタレスDCを持っているのであれば、追加で22エクスセンスDCを買う必要はないでしょう。
18アンタレスDCMDと22エクスセンスDCの比較
では、次に18年に発売されたアンタレスDCMDとの性能を比較していきましょう。
性能比較と違い
18アンタレスDCMD | 22エクスセンスDC | |
最大ドラグ力 | 6kg | 5kg |
自重 | 235g | 230g |
スプール径/幅 | 38/22 | 37/19 |
ラインキャパシティ | ナイロン16lb/120m | フロロ16lb/85m |
ハンドル長 | 45mm | 45mm |
ブレーキ | 4×8DCMDチューン | 4×8エクスセンスチューン |
ドラグサウンド | なし | あり |
ギア比 | XGのみ | XGのみ |
カラー | シルバー | ガンメタ |
ベアリング | 10/1 | 11/1 |
18アンタレスDCMDは世界中の怪魚と戦えるベイトリールとして作られたため、22エクスセンスDCとはドラグ力やラインキャパシティ、スプールが違います。
この2つのベイトリールは使用用途が全く違い
- 18アンタレスDCMDはビッグベイトなどの重たいルアーをメインに使う人向け
- 22エクスセンスDCはシーバスゲームでメインで使うことが多い20~30g前後をメインに使う人向け
になっています。
では、18アンタレスDCMDを持っているが、22エクスセンスDCを買う必要があるかと言われれば、特にありません。
理由は、18アンタレスDCMDは22エクスセンスDCでキャストできるルアーウェイトも普通にkジャストができてしまうからです。
より遠くに飛ばしたい!という人以外は特に買う必要はないでしょう。
17エクスセンスDCと22エクスセンスDCの比較
17エクスセンスはシマノが対応表を乗せていますので引用します。
性能比較と違い
引用元: シマノ
このように17エクスセンスDCの後継機なだけあり、22エクスセンスDCは色々な部分でアップデートされています。
特にDCブレーキは、同じ4×8DCと言っても中身は全く違うでしょう。
では、17エクスセンスDCを持っている人は22エクスセンスDCを買う必要はあるのでしょうか?
答えとしては、上位互換のベイトリールが欲しいという人以外はいらないでしょう。
確かに22エクスセンスDCは17エクスセンスDCよりいいベイトリールになるでしょうが、8万円も出して買うほど性能に差があるわけではないでしょう。
そういう意味でも。17エクスセンスDCである程度満足できているのであれば、買う必要はないでしょう。
22エクスセンスDCは買うべき?
22エクスセンスDCは2022年7月現在で、シマノの中で一番PEラインを使って飛距離が出せるベイトリールです。
「PEラインを使って遠くにルアーを届けたい!」
「100mキャストがしたい!」
という人にはぜひおすすめなベイトリールですね!
このページで紹介した商品