アジングやメバリングなどのライトゲームをベイトフィネスタックルでチャレンジするアングラーが増えてきました。
また、メーカー側でも意識しているようで、ベイトフィネスタックルの魚種としてアジやメバル、カサゴなどが登場することがあります。
しかし、実はそんな中でも1g以下のルアーを投げられるタックルというのはとても限られているため、スピニングと同じ感覚でやりたい！という人にはタックル選択を間違えると悲惨なことになってしまいます。
ここでは、アンダー1gを投げられるリールをご紹介していきますので、ぜひ参考にしてください！
ベイトフィネスリールの候補
世の中にはベイトフィネスリールがいくつも発売されています。
しかし、ベイトフィネスリールと言っても、元々はブラックバス用として開発されているため、5gぐらいを軽快に投げられればベイトフィネスと銘打っています。
しかし、ことソルトになると【海水対応】かつ【1g以下】を投げることができるリールはごく少数しかありません。
その為、こちらでは1gを軽快に投げられるベイトフィネスリールを紹介していきます！
1g以下のルアーを投げることができるリールの条件
それはずばりスプールの性能にあります。
特にスプールの軽さが重要で、スプール重量がベアリングを抜いて6gを超えると1g以下のルアーを軽快に投げることはできません。
ブレーキシステムに関しては、各社軽量ルアーを投げるためのシステムを使っているので、これらに合うベイトフィネスリールを紹介します。
ソルトベイトフィネスリールの候補
それでは早速1gを軽快に投げられるベイトフィネスリールを紹介します。
Daiwa アルファス AIR TW
出典：Daiwa
| 製品名 | 最大巻取り長 | ギア比 | 自重 | 最大ドラグ力 | ラインキャパシティ/8lb | PE1号 | ハンドル長 | スプール径 | ベアリングボール/ローラー |
| 8.6R | 75 | 8.6 | 160 | 3.5 | 45ｍ | 90ｍ | 80cm | 28 | 6/1 |
| 8.6L | 75 | 8.6 | 160 | 3.5 | 45ｍ | 90ｍ | 80cm | 28 | 6/1 |
実はノーマルの状態で1g以下のルアーを投げられるベイトフィネスリールはこれだけです。
他に関してはそもそも【海水対応でない】【スプールが重い】という点で2gまでは軽快に投げられるリールしかありません。(もちろん1gを投げることはできますが軽快には投げられません)
こちらのスプールはベアリング抜きで5.1gと驚異の軽さです。
また、TWS搭載の為、レベルワインダーからのライン抜けもよく、正に海水対応の最高峰リールと言えるでしょう！
軽量ルアーを軽快にノンストレスに扱うリールを選ぶのであればアルファス AIR TWを選ぶといいでしょう。
SHIMANO アルデバラン BFS XG +Availスプール
出典：SHIMANO
| 製品名 | ギア比 | 最大ドラグ | 自重 | スプール径 | 糸巻量/8lb | PE1号 | 最大巻取り長 | ハンドル長 | ベアリング数 |
| XG RIGHT | 8.0 | 3.5 | 130 | 32/22 | 45ｍ | 90ｍ | 80 | 42 | 9/1 |
| BFS RIGHT | 6.5 | 3.5 | 130 | 32/22 | 45ｍ | 90ｍ | 65 | 42 | 9/1 |
| XG LEFT | 8.0 | 3.5 | 130 | 32/22 | 45ｍ | 90ｍ | 80 | 42 | 9/1 |
| BFS LEFT | 6.5 | 3.5 | 130 | 32/22 | 45ｍ | 90ｍ | 65 | 42 | 9/1 |
では、アルファス以外で1g以下を軽快に投げることはできないのか？ということですが、社外品と掛け合わせることで可能になるリールがいくつか存在します。
そのうちの一つがアルデバラン BFS XGです。
このリールにはAvail社から「マイクロキャストスプール」というものが発売されており、このスプールに変更することで、リールとしての性能が数段上がるほど快適になります。
なぜかというと、スプール重量が驚くほど軽くなるからです。
- アルデバラン純正スプール：7.7g(ベアリング込み)
- Avail Microcast Spool 16ALD15R：4.9g(ベアリング込み)
という驚異の軽さになります。
ちなみに最初に上げたアルファスAirTWのスプールは5.1gですので、このすごさがわかるでしょうか。
実際に使って見ると純正との違いは歴然で、1gを軽快にノーサミングで投げることができます。
このスプールに換装する場合は、同じくAvail社から出ているマグネットが必要になりますのでご注意ください。
ベイトフィネスの最高峰のリールを使いたい場合はぜひ検討してみてください！
また、同じくSHIMANOから発売されている「カルカッタコンクエストBFS」と「スコーピオンBFS」もAvail社から同じスペックのスプールが発売されていますので、ご希望のリールを選んでもいいでしょう。
AbuGarcia Revo ALC BF7
出典：AbuGarcia
| 製品名 | 自重 | ギア比 | 最大巻取り長 | 最大ドラグ | ラインキャパシティー/8lb | PE1号 | ボール/ローラーベアリング |
| Revo ALC-BF7 | 141g | 7.1:1 | 71 | 7 | 50m | 100m | 7/1 |
| Revo ALC-BF7-L | 141g | 7.1:1 | 71 | 7 | 50m | 100m | 7/1 |
こちらはアブガルシアが発売している中で唯一の海水対応で、軽いルアーを投げることができるモデルになります。
こちらはスプール重量はベアリング抜きで6.3gの為、ノーマルの状態では2gぐらいまでが快適に使えるリールになっています。
1gも投げられますが、上記の2機種に比べるとスプール重量が重すぎるため、2g以上のルアーを使う方におススメです。
また、上記の2機種は最大ドラグ力が3.5kgでしたが、こちらのリールは7kgととても強いです。
ですので、プラグでメバリングやカサゴなどを楽しみつつ、チニングやマイクロパターンのシーバスゲーム、マイクロショアジギングなどを併用して使いたいという人にはオススメです！
まとめ
いかがでしょうか。他にもベイトフィネスリールは発売されていますが、アジングやメバリングにはお勧めできません。
他のリールを選ぶと快適なソルトベイトフィネス生活はできなくなる恐れがありますので、ぜひ快適なベイト人生を歩んでいただくためにも参考にしていただければと思います！
