SHIMANOのサーフ用ブランドである熱砂から発売されている「メタルドライブ」シリーズ。
現在は32gと38gの2つのサイズが発売されており、ワームのサイズも3inchと4inchが発売されている。
32gに関してはボディー全体が金属素材でできているのに対して、38gは通常のプラグ素材と同じ素材でできている。
こちらでは、メタルドライブ自体の特性と、他のワームとの違い、サイズの使い分けについて紹介していきます。
メタルドライブとは?
熱砂メタルドライブは、他のワームにはない、とても特殊な形状のワームとなっている。
通常のサーフ用のワームというのは、いわゆるジグヘッド形状にワームがくっついている形になっているが、メタルドライブは全く違い、メタルジグのボディーとワームが完全に分かれていて、細いワイヤーでつながっているだけというとても奇妙な形をしている。
キャストしているときも、上記の画像のように、ボディー側が先に飛んでいき、ワームが追いかけるように飛んでいく。
次に泳ぎはどうなのだろうか?
動画を見てもらうと分かるように、ボディーはシンペンのように、テールスライドしながら泳ぎ、ワームはシャッドが水を受けてワーム全体をブルブル震わせながら泳いでくる。
そして、フォールに関してはボディーが震えながらフォールし、ワームが追いかけるように落ちていく。
このフォール姿勢は完全に直リグである。
一般的なサーフ用ワームと違い、メタルドライブはオモリにフックが装着された直リグと思えば使いやすいでしょうか。
また、メタルドライブの最大の特徴は飛距離である。
タックルセッティングがしっかりしていることが前提だが、環境やキャストが決まると、弾丸のように飛んでいき、場合によっては100m飛ぶときもある。
ワーム素材を遠投したい場合は使えるかな?という微妙な立ち位置にいるルアーであると言えます。
他のワームとの使い分けは?
ぶっちゃけるとメタルドライブはなくてもいいかな、と思う。
場所やアングラーの釣りの方向性によっても変わってくるが、基本的にワームは中近距離にいる、ベイトを追い詰めたフィッシュイーターを効率よく釣るためのツールと考えており、遠距離ならメタルジグやシンペンで十分釣れるからです。
使うとするならば、どうしても遠距離にワーム素材を届けたい時で、ゆっくり泳がせたい場合は使えるかもしれません。
また、ワーム素材は伸縮性のあるエラストマー素材を採用されているため、フグなどのバイトでも壊れにくいことが特徴ですが、他のワームと一緒にすると溶けるので注意してください。
サイズの違いによる使い分け
32gと38gの2つのサイズが展開されているメタルドライブだが、使用感はなかなか違います。
ボディーがフルメタルか、プラグかの違いが大きいのかなと思うのですが、38gの方が全体重量は重いが、プラグ素材を採用しているため、浮き上がりもよく、1mほどの水深であれば問題なく泳いでくる。
32gはフルメタルボディーの為、フォールも早く、ある程度水深がある場所で使うのがいいでしょう。
サイズの違いに関しては、どちらも4inchワームが装着できるのであまりサイズの違いは気にしなくてもいいのかな、と思います。
メタルドライブはボディー下部にプチロックシステムという針金が付いていて、フックを固定できるのですが、38gの方に関しては注意が必要です。
このように、本来あったはずのプチロックシステムが壊れました。
というよりも、魚を釣って、見てみたらなくなっていました。
これはおそらくですが、金属素材とプラ素材の異なる素材を接着しているため、接着力が、32gと比べて落ちているのではないかなと思います。
プチロックシステムがなくなると、フロントフックが高確率でラインに引っかかります。
現在はこのようにクリップを加工して、セメダインで固めて使用しています。
製品版と比べると性能は落ちますが、実用レベルには修復はできました。
まとめ
メタルドライブは不思議な形状をしたサーフ用ワームです。
使う場面は限られていますが、堀田さん会心のルアーのようですので、使い込めばまた違う感想が出てくるかもしれません。
今後も使っていきますので、違う感想になればどんどん追記していきますのでよろしくお願いします。