DUOの新ブランド「MetalGarage」シリーズから発売されたプレートジグ。
発表された当初は「あれ?飛びすぎダニエルのパクりか?」と思いましたが、色々と使ってみたところ、様々な特徴があったので、使用感の紹介とジャクソンから出ている飛びすぎダニエルのパクりではない違いを紹介したいと思います。
プレートジグのスペックと特徴
プレートジグは4サイズ展開になっており、ボディーサイズやフックサイズも違っている。
重さ | ボディー長 | フックサイズ |
15g | 60mm | 12番フック |
20g | 65mm | 10番フック |
30g | 70mm | 8番フック |
40g | 80mm | 7番フック |
公式にも載っていないが、15gと20gのフックはおそらくMクラスの細いフックです。30gと40gはMHクラスの太めのフックがついていました。
見た目の形状通りに抜群の飛距離をたたき出してくれます。
私が使った中では20gでも90mは普通に飛びますし、40gを115m前後はアベレージで飛んでくれました。
超後方重心なので、飛行姿勢も抜群に安定しています。
泳ぎとしては手元に感じるほど、バタバタとウォブリングしながら泳いできます。
ここまで聞くとまるっきり「飛びすぎダニエル」と一緒じゃないか、と思うかもしれませんが、実際に使ってみると、飛びすぎダニエルとはいくつか違う点が見えてきましたので紹介します。
プレートジグと飛びすぎダニエルの違いとは?
スナップをつける位置も、形状も、特性も似ているこの2つですが、実は明確に違っているところがあります。
それは、後方の鉛の形状です。
見てわかる通り、プレートジグはぷっくりと山なりになっているのに対して、飛びすぎダニエルは少しへこんでいる形状になっています。
上部から見るとプレートジグは豆のような形状になっているのに対して飛びすぎダニエルはより後方に重心があることがわかります。
飛距離に関してはどちらもとてもよく飛ぶのですが、若干飛びすぎダニエルが優勢かな?という程度です。
巻き感に関しては、飛びすぎダニエルの方が強く動いているのが手元に伝わってきます。
そして、ここが一番違うポイントですが、プレートジグの方が格段に浮き上がりがいいということです。
画像を見ればわかるように、飛びすぎダニエルは浮き上がろうとする体を抑えるような鉛の形状をしています。
使ってみても、明らかにプレートジグは浮き上がりがよく、波打ち際に来れば、必ず水面に浮き上がってきます。
その為、プレートジグは抵抗が少ないのでリフトアンドフォールやスキッピングがとてもしやすいようになっています。
また、プレートジグの方がよりシャローを引けることも特徴で、ロッドを立てて、ミディアムリトリーブをするならば、水深1Mあれば底を擦らずに巻いてくることができます。
飛びすぎダニエルに関しては、巻いている感覚がとにかく分かりやすいので、浮き上がりを抑える形状を活かして、深場をゆっくり巻くのに向いています。
このように、両社とも見た目は似てはいますが、明確に違いがあるジグであるということがわかりました。
また、プレートジグは飛びすぎダニエルに比べて、店頭価格で100円ほど安く、カラーも13ラインナップと豊富なので、ぜひ使ってみていただきたいジグになっています!