【追加情報】2022年5月に新色が3色追加されました!
2020年7月発売のDUOから発売されたノマセ小魚を実際に使ってみましたので紹介していきます。
スペック
- サイズ:90mm
- 重量:13g
- フックサイズ:#8 2本
- リングサイズ:1.5
新色の生シラスグローは蓄光の透明なフレークが入っているようで、暗いところでは全体的にぼやっと光り、肉眼では紫に光るフレークが見えます。引用元: DUO
使用感や見た目
90mmの長さに対して高さはほとんどなく、シルエットはバイブレーションというより、シンペンやミノーに近いフォルムをしています。
また、フックは手前のフックはスプリットリングでつながっていますが、後ろのフックはシャフトでつながっています。
また、フックにはゴムが被せてあるため、フック交換は大変な作業になりそうです。
オモリの位置は頭の部分とヒレの少し後ろまで入っているようで、泳がせてみると、10度前後に前傾しながら泳いできます。
素材に関してはとても柔らかく伸びるエラストマー素材となっています。
注意としては他のワーム素材を重ねていると溶ける原因になるので注意してください。
フックに関しては特にボディーに引っ掛けることは想定していない様子です。
巻いてみると、柔らかい素材が振動していることがわかるぐらいには振動が手元に伝わってきますが、プルプルと柔らかく動いているのがわかります。
キャストフィール
はっきり言って悪いです。
柔らかい素材、90mmボディに対して13gという重量、フックが固定されていないことが相まって、飛行姿勢が安定しません。
フックをボディーに刺して使うこともできるようですが、ナチュラルな動きをしたい場合はフックを刺さない状態で使うことをDUOとしては推奨しているとの回答もありました。
現在のシーバスルアーは飛行姿勢が安定し、10g未満のルアーでも飛距離が50m以上出るものも珍しくはないですが、このルアーに関しては30m飛べばいいかな?というぐらいです。
ノマセ小魚のいいところ
と、ここまであまりいいところを紹介していませんでしたが、いいところはもちろんあります。
まずは何と言ってもシーバス用のワームではできない、下からのバイトを確実に捕らえて離さないフックシステムです。
そして、マテリアルがとても柔らかいため、破損の心配が少ないです。
そしてDUO特有の丁寧な色塗りとフォルムがとてもきれいなルアーとなっています。
ノマセ小魚の使い道
ノマセ小魚はバイブレーションというよりもワーム的な使い方の方がいいと感じました。
重さは13gあるのですが、素材が軽いのか50cmほどの水深でもロッドを立てて巻けば問題なく巻けます。
また素材が柔らかいため、橋脚にぶつけても破損はしにくいのもいいですね。
そういったところを鑑みて以下のような使い道ができます。
- 小河川でのストラクチャーや橋脚のピン打ち
- 近距離でのワームよりももう少しアピールさせたい時
- 水深が浅いけど振動があるルアーを使いたい時
- ボートシーバス
まとめ
ノマセ小魚は見た目とは全く違う性質を持ったルアーであることがわかりました。
しっかりと使いこなすことができれば、とても便利な武器になりますが、中途半端な使い道はできないルアーであるため、宝の持ち腐れになる可能性もあるルアーです。
きちんと使うシチュエーションを考えて購入するかを考えるといいでしょう。