2022年7月末に22エクスセンスDCが発売されました。
見た目は黒塗りの21アンタレスDCですが、ドラグサウンドが付き、専用の4×8DCエクスセンスチューンが搭載されています。
今回はそんな22エクスセンスDCを実際に使ってみて、感じたメリットとデメリットについて紹介していきます。
具体的には
- 巻き感
- パーミング性能
- ドラグサウンドや性能
- 飛距離
- メンテナンス性能
について解説していきます。
22エクスセンスDCを検討している方の参考になるように紹介していきますので、ぜひ最後まで見ていってください。
22エクスセンスDCのメリット
22エクスセンスDCを実際に使ってみて感じたメリットは以下の通りです。
- 飛距離が抜群に出る
- 巻き感が素晴らしく良い
- 幅広いルアーが使える
- ドラグサウンドや調整しやすいメカニカルブレーキキャップが標準で付いている
これらに関して詳しく解説していきます。
飛距離が抜群に出る
今回はPEモードとXモードを使ってみたのですが、シーバスゲームではPEモードがおすすめで、ショアジギングにはXモードがおすすめでした。
PEモードでは10g以下の軽いルアーも問題なくキャストでき、安定しながら飛距離もしっかりと出るようになっています。
体感ですが、PEモードの飛距離はスティーズATW HLCと同じくらい出るように感じました。
Xモードはかなりピーキーで、15g以下のルアーはかなり使いにくいです。
キャストすると、ブレーキが0になるポイントがいくつかあり、ラインが一気にぶわっと浮き上がります。
途中でサミングしたい気持ちを抑えて、着水時のみサミングすることで数m先までルアーを届けることができます。
使えるルアーや風などの状況によって使いにくいモードですが、とにかく飛距離が欲しいときにはXモードにすると異次元の飛びを体感できます。
巻き感が素晴らしく良い
22エクスセンスDCはアンタレスベースということもあり、ボディ剛性やマイクロモジュールギアの恩恵によってかなり滑らかな巻き心地です。
XGにも関わらず、これだけノイズも少ない巻き心地はさすがシマノの最高級ベイトリールだと感心しました。
テンションがかかった時の巻き心地に関してですが、30cmのワカシをかけた時は、全く問題なくパワフルに巻けるトルクはありました。
また、テンションがかかるとノイズがひどくなるベイトリールも良くありますが、22エクスセンスDCはそんなことはありませんでした。
個人的には21カルカッタコンクエストにかなり近くなったと感じました。
幅広いルアーが使える
37mmというスプール径ですが、ナロースプールかつメガホン形状のレベルワインダーの恩恵によって、10g以下のルアーも普通に使えます。
上限に関しては60gまでのルアーが何とか使えるかな?という感じです。
それよりも上の重さのルアーになると、糸巻き量的にあまり太いラインが巻けないので、バランスが悪くなるのと、ナロースプールなので糸ガミのリスクが高くなるためです。
シマノで出しているシーバス用のルアーはコノシロペンシル185F以外であれば、どれも快適に使えるでしょう。
ドラグサウンドや調整しやすいメカニカルブレーキキャップが標準で付いている
22エクスセンスDCにはラインが出されると音が鳴る、ドラグクリック音が標準で点いています。
ナイトゲームでは特に重宝するこのドラグサウンドですが、22エクスセンスDCの音は今までよりも金属音が強いように感じました。
また、メカニカルブレーキのキャップが、21アンタレスDCとは違い、手で回しやすいタイプのキャップになっています。
そのため、あとちょっとだけブレーキを弱くしたい、強くしたい、といった時に現場ですぐに調整ができるようになりました。
22エクスセンスDCのデメリット
22エクスセンスDCを使ってみて感じたデメリットは以下の通りです。
- パーミング性能があまりよくない
- バックラッシュすると根が深いところまで行く
- 糸ガミしやすい
- スプールの取り外しがめんどくさい
- リールが重たい
これらに関して詳しく解説していきます。
パーミング性能があまりよくない
これはアンタレスDCシリーズ共通なのですが、パーミング性能があまりよくありません。
特に手が小さい人には持ちにくいと感じるでしょう。
指の位置に関しては、人差し指の位置があまりよくわかりません。
おそらくこの位置が正解です。
ですが、実際に使ってみると、下の画像のようにロッドとのスキマに指が入ってしまい、あまりポジションが良くなく、力も入りにくいです。
バックラッシュすると根が深いところまで行く
これは実際にフルキャストしたときに良く起きるのですが、バックラッシュすると大掛かりなバックラッシュになりやすいです。
おそらくDCがブレーキを弱めた時にバックラッシュを起こしてしまうので、ひどくなりやすいのかと思います。
そのため、DCのブレーキが弱いときにルアーが着水し、サミングを失敗すると中々ひどい状態になってしまいます。
バックラッシュをしないように、着水時のサミングはしっかり行うように意識しましょう。
糸ガミしやすい
22エクスセンスDCはナロースプールなので、直線的にラインがスプールに巻かれます。
そうなると、テンションがかかった状態になると、すでに巻かれているラインに食い込んでしまうリスクが高くなります。
良く起きるのが、魚とファイトしたときにラインが食い込み、次のキャストで高切れというパターンが起きやすいので、細いラインを巻くときは注意が必要です。
スプールの取り外しがめんどくさい
4×8DCのDCベイトリールはすべてなのですが、スプールを取り外すにはドライバーでネジを外す必要があります。
22エクスセンスDCでは2本のネジを取り外してブレーキユニットを取り外してやっとスプールが取り外せます。
釣り終わった後に水洗いをして、リール内部に入った水を抜くためにスプールを外すのですが、毎回取り外すのが地味にめんどくさいです。
リールが重たい
ブレーキユニットやスプールなど、どうしても重たいパーツが多いので、リール重量が重たくなります。
リールが重たくなると、長時間の釣りで疲労がたまりやすくなるので、その点はマイナスポイントです。
22エクスセンスDCまとめ
22エクスセンスDCは全メーカーの現行ベイトリールの中で最高の飛距離が出せるベイトリールです。
ベイトリールの性能としてもどれもが高い水準になっているので、ソルトシーバスに限らず、ライトショアジギングなどにもかなりおすすめなベイトリールとなっています。
お金は気にしないので、ソルトで最高のベイトリールを使いたいという人には22エクスセンスDCは必ず気に入るので、ぜひいかがでしょうか。
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