セブンセンス MB-1102-TR

ベイトロッドは基本的に強風や雨、雪などの悪条件下ではどうしても性能が落ちてしまい、バックラッシュや高切れなどのトラブルが起きやすくなってしまいます。

特に、ヒラスズキゲームは強風や高波、足場も悪いなどの悪条件下での釣りをすることが多く、ヒラスズキゲームではスピニングタックルが基本でした。

しかし、強烈な引き込みに負けず、魚体を波に乗せて持ち上げるパワーや、ピンスポットにキャストする精度はベイトタックルの方が優れています。

そんな悪条件下でも扱えるベイトロッドはあるのか?という人に最適のベイトロッドがG-Craftから発売されました。

その名も「セブンセンス MB-1102-TR」というベイトロッドです。

このページではセブンセンス MB-1102-TRがどういった特徴を持っているベイトロッドなのかをG-Craft大ファンがきっちりと紹介していきます。

セブンセンス MB-1102-TRのスペック

セブンセンス MB-1102-TR

引用元:G-Craft
モデル名長さ継数自重PEラインルアーガイド調子本体価格
MB-1102-TR11フィート2212gMAX:2号
BEST:1.5号
10-45g
チタントルザイトファスト68000

ガイドについて

セブンセンス MB-1102-TRはオールチタントルザイトガイドです。

セブンセンス MB-1102-TRガイド

引用元:G-Craft

セブンセンスはダブルフットガイドとシングルフットガイドを分けて採用されています。

具体的には、バット側の方はダブルフットガイドが使われており、ベリーからティップにかけてはシングルフットガイドが使われています。

また、セブンセンスは他のメーカーに比べてガイド径が小さいことも特徴で、とにかく軽くを追及したガイドセッティングになっています。

このようなセッティングをすることで、風を切るようなキャストができるようになり、悪条件下でも素早いキャストができるようになります。

グリップ周りについて

セブンセンス MB-1102-TRリアグリップ

引用元:G-Craft

グリップ周りはセブンセンスらしい黒で統一されたデザインになっています。

リアグリップはEVAが採用されており、しっかりとリアグリップを持って振りぬくことができるため、キャストがしやすいデザインかつ、邪魔にならない長さになっています。

セブンセンスグリップ

引用元:G-Craft

肝心のグリップは、カーボンが見えているスタイリッシュなデザインになっており、ツーハンドやスリーハンドで持った時に指の位置がしっかりと収まるデザインのグリップが使われており、非常に持ちやすいグリップが使われています。

ブランクスについて

セブンセンス MB-1102-TRのブランクスは高弾性のブランクスが使われており、ティップには40t、バットには46tのカーボンが使われている。

カーボンの40tや46tとは、簡単に言うとカーボンを引き延ばすのに使われる力を表示しています。

数字が大きければ大きいほど強い力が必要になるということであり、ブランクスで表現すると、曲げるにも力が必要になり、元に戻る力も強いということです。

また、高弾性を使うことのメリットとしては、ブランクスを軽くすることができるというメリットがあり、セブンセンスのブランクスは引き絞られた筋肉のようなブランクスが特徴です。

そのため、しっかりと曲げ込めるキャストができる人は、飛距離も稼げ、キャスト直後にティップもパンッと直線に戻るため、気持ちがいいキャストができるのも愛用者が多い理由です。

ですが、一般的な高弾性ブランクスは硬く曲がらないためバラしが多いのですが、セブンセンスのブランクスはなぜか良く曲がるため、バラしも少なく魚をキャッチできるのも素晴らしいポイントです。

セブンセンス MB-1102-TRの特徴

セブンセンス MB-1102-TRはセブンセンスのMOSSシリーズのベイトロッドです。

MOSSとはセブンセンスのヒラスズキ用ロッドのシリーズの名前であり、非常に厳しい環境下でのテストが行われています。

例えば風速15mを超える環境でのテストも行っており、普通のベイトタックルではキャストも満足にできない状態の環境でも釣りができる性能を持っています。

ヒラスズキ用に作られたということもあり、11フィートという長いロッドですが、磯場でのゲームでは長いロッドでなければ自分がより海に近づかなくてはいけなくなります。

そういったリスクを下げる為に、11フィートという長さになっています。

また、強風下・遠距離対応ということで、ヒラスズキに限らず、大河川やサーフでのゲームも得意としています。

45gまでキャスト可能なため、サーフで使用する基本的なルアーは扱えますし、ある程度波が高くても、11フィートという長さのロッドであるため、波をよけることもできるため、様々な釣りに対応できる素晴らしいロッドに仕上がっています。

セブンセンス MB-1102-TRは買いか?

セブンセンスは特徴として、軽く、良く飛び、良く曲がるというロッドですが人を選ぶロッドでもあります。

というのもセブンセンス MB-1102-TRは40tと46tという高弾性のカーボンが使われているため、しっかり曲げないと性能を活かせないというデメリットがあります。

また、ロングロッドでもあるため、近距離や狭い場所での扱いは難しいため、使う場面はある程度限定されます。

前提として、ベイトタックルのキャストに慣れており、しっかりとキャストができる技術があることが必要になります。

力のない方や女性の方は、もっと中弾性の曲がりやすいロッドの方がいいでしょう。

合わせるベイトリールは?

おすすめのベイトリールとしては2種類の方向性があります。

1つ目は、ヒラスズキゲームを意識して、ある程度の距離でトラブルレスを狙う方向性で、2つ目は飛距離を意識して遠距離用ベイトリールを選ぶかです。

トラブルレスに関してはシマノであればDCブレーキ搭載のベイトリール、ダイワであればSVかマグフォースが使われているベイトリールがおすすめです。

遠距離用ベイトリールに関しては、以下の記事を参考にしてみてください。

まとめ

いかがでしょうか?セブンセンスのロッドは全体的にある程度慣れている人に向けて作成されているロッドであるため、ある程度の技術がある人であれば、悪条件下での強力なアイテムになることは間違いありません。

ぜひ、この強力なアイテムを手にして魚をゲットしてください!