ベイトリールは通常そこまで飛距離を出すことが得意なベイトリールではありませんでした。
ベイトリールの利点としては、手返しが良いことが利点の一つですが、遠投をする場合はその利点が生かせないばかりか、バックラッシュや高切れの危険が増えるためです。
しかし、近年はベイトタックルで様々な釣り方をするようになってきたため、色々な目的に合ったベイトタックルも増えてきました。
そういった中でも最近は飛距離を出すことを前提に作られたベイトリールも増えてきて、バイブレーションやヘビキャロの遠投や、ソルトでのサーフゲームでのメタルジグの遠投などもできるようになってきています。
ここでは、最新の超遠距離仕様のベイトリールを5選紹介していきます!
1位:シマノ 21アンタレスDC
引用元:SHIMANO
品番 | ギア比 | 最大巻取り長 | ハンドル長 | 最大ドラグ力 | 自重 | スプール径/幅 | ナイロン糸巻量 | ベアリング数 | 本体価格 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
RIGHT | 5.6 | 65cm | 42mm | 5.0kg | 220g | 37㎜/19㎜ | 16lb-100m | 11/1 | 77000 |
LEFT | 5.6 | 65cm | 42mm | 5.0kg | 220g | 37㎜/19㎜ | 16lb-100m | 11/1 | 77000 |
HG RIGHT | 7.4 | 86cm | 42mm | 5.0kg | 220g | 37㎜/19㎜ | 16lb-100m | 11/1 | 77000 |
HG LEFT | 7.4 | 86cm | 42mm | 5.0kg | 220g | 37㎜/19㎜ | 16lb-100m | 11/1 | 77000 |
XG RIGHT | 7.8 | 91cm | 45mm | 5.0kg | 225g | 37㎜/19㎜ | 16lb-100m | 11/1 | 77000 |
XG LEFT | 7.8 | 91cm | 45mm | 5.0kg | 225g | 37㎜/19㎜ | 16lb-100m | 11/1 | 77000 |
- マイクロモジュールギア
- XSHIP
- ハガネボディ
- マグナムライトスプール3
- S3Dスプール
- サイレントチューン
- NEW4×8DC
- S A-RB
- スーパーフリースプール
- 海水OK
21アンタレスDCが1位の理由は?
21アンタレスDCが1位の理由はブレーキシステムとスプールにあります。特に4×8のXモードでの超遠投向けのブレーキと19㎜というナロースプールでの、直線的なライン放出により、バイブレーションやメタルジグでは100m先に届くのが当たり前となっています。
21アンタレスDCの詳しい情報は以下のページを参考にしてみてください。
2位:ダイワ スティーズA TW HLC
引用元:ダイワ
品番 | 最大巻取り長 | ギア比 | 自重 | 最大ドラグ力 | ナイロン糸巻量 | ハンドル長 | ベアリング数 | 本体価格 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
6.3R | 71㎝ | 6.3 | 190g | 6kg | 16lb-100m | 90㎜ | 8/1 | 50300 |
6.3L | 71㎝ | 6.3 | 190g | 6kg | 16lb-100m | 90㎜ | 8/1 | 50300 |
7.1R | 80㎝ | 7.1 | 190g | 6kg | 16lb-100m | 90㎜ | 8/1 | 50300 |
7.1L | 80㎝ | 7.1 | 190g | 6kg | 16lb-100m | 90㎜ | 8/1 | 50300 |
- ハイパードライブデジギア
- ハイパーダブルサポート
- ハイパーアームドハウジング
- ハイパータフクラッチ
- TWS
- マグシールドボールベアリング
- ATD
- マグフォースZブースト
- 海水対応
21スティーズA TW HLCが2位の理由は?
21スティーズA TW HLCはスティーズA TWは超遠距離仕様(HLC)にチューンしたモデルになっています。
21年になってから生まれた新機構であるマグフォースZブーストが採用され、よりバックラッシュや高切れが少なく、飛距離も出るようになっています。
21スティーズA TW HLCの詳しい情報は以下を参考にしてみてください。
3位:シマノ 17エクスセンスDC
引用元:シマノ
品番 | 自重 | ギア比 | スプール径/幅 | 最大ドラグ力 | PE糸巻量 | 最大巻取り長 | ハンドル長 | ベアリング数 | 本体価格 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
XG(右) | 225g | 7.8 | 37㎜/19㎜ | 4.5kg | 1.5号-150m | 91㎝ | 45㎜ | 10/1 | 74000 |
XG(左) | 225g | 7.8 | 37㎜/19㎜ | 4.5kg | 1.5号-150m | 91㎝ | 45㎜ | 10/1 | 74000 |
- マイクロモジュールギア
- XSHIP
- ハガネボディ
- S3Dスプール
- サイレントチューン
- 4×8DCエクスセンスチューン
- エキサイティングドラグサウンド
- SA-RB
- スーパーフリースプール
- 海水対応
17エクスセンスDCが3位の理由は?
17エクスセンスDCはアンタレスがモデルとなってベイトシーバスゲーム用に開発されたベイトリールです。
特にシーバスゲームが前提になっているため、DCブレーキも特注のブレーキシステムになっており、いくつかある中の4×8DCブレーキの中で最長飛距離を出せるということで、他の4×8DC搭載機に17エクスセンスDCのブレーキを移植する人が多く出ました。
また、シマノのベイトリールで数少ないエキサイティングドラグサウンドが搭載され、魚にラインが引き出されたときに音が鳴るように設計されています。
飛距離だけを見れば、今回紹介する中でも1、2を争う素晴らしいベイトリールですが、太いラインがあまり巻けないという点と、ドラグ力が弱いため3位にノミネートしました。
4位:ダイワ ジリオンTW 1514 HLC
引用元:ダイワ
品番 | 自重 | ギア比 | 最大ドラグ力 | スプール径 | ハンドル長 | ナイロン糸巻量 | ベアリング数 | 最大巻取り長 | 本体価格 |
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1514SH | 215g | 7.3 | 5kg | 36㎜ | 90㎜ | 14lb-100m | 10/1 | 81㎝ | 44300 |
1514SH-L | 215g | 7.3 | 5kg | 36㎜ | 90㎜ | 14lb-100m | 10/1 | 81㎝ | 44300 |
- TWS
- マグシールドボールベアリング
- G1ジュラルミン製HLCスプール
- マグフォースZロングディスタンスチューン
- UTD
- スピードシャフト
ジリオンTW 1514 HLCが4位の理由は?
ダイワのジリオンシリーズと言えば剛性が高いことで評価が高いベイトリールです。
その中でも超遠距離用としてHLCの名が付いたベイトリールが発売されました。
ジリオンTW HLCは1514と1516と2つの機種が出ており、海水対応と淡水専用の違いや、ハンドル周りの違い、スプールの糸巻量の違いなどがあります。上記の画像は1514のものです。
どちらも飛距離を重視して作られているため、非常によく飛びますが、初速のブレーキが利きすぎることが欠点で、他のベイトリールに比べると、一歩飛距離は落ちてしまいます。
しかし、持ちやすいデザインやバランスのいい性能は、今使っても十分な性能を持っています。
5位:アブガルシア Revo EXD
引用元:アブガルシア
製品名 | 自重 | ギア比 | 最大巻取り長 | 最大ドラグ力 | スプール径 | 本体スプール糸巻量 | スペアスプール糸巻量 | ベアリング数 | 本体価格 |
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REVO EXD-SHS | 192g | 8:1 | 88㎝ | 9kg | 35㎜ | 12lb-120m | 12lb-80m | 10/1 | 30000 |
REVO EXD-SHS-L | 192g | 8:1 | 88㎝ | 9kg | 35㎜ | 12lb-120m | 12lb-80m | 10/1 | 30000 |
REVO EXD-W | 192g | 5.4:1 | 59㎝ | 9kg | 35㎜ | 12lb-120m | 12lb-80m | 10/1 | 30000 |
REVO EXD-W-L | 192g | 5.4:1 | 59㎝ | 9kg | 35㎜ | 12lb-120m | 12lb-80m | 10/1 | 30000 |
- マグトラックスブレーキ
- HPCR BB
- 高耐久X-Crafticアルミフレーム
- DURA クラッチ
- C6サイドプレート
- カーボンマトリックスドラグ
- デュラギアブラスギア
- インフィニスプールデザイン
Revo EXDが5位の理由は?
Revo EXDは飛距離に関しては他のベイトリールには劣ります。しかし、このベイトリールは先にあげたベイトリールにはない特徴を持っています。
まずはシャロースプールが付いてくるところです。
これによって釣り方によってスプールを入れ替えることができます。
また、アブガルシアの得意なところである剛性も素晴らしく、最大ドラグ力も9kgもあるため、ロックフィッシュやバスをカバーから引きはがす際にも素晴らしい性能を持っています。
遠投した先に、藻や水草が生えているところにヘビキャロを落としたり、海藻が生えている磯場でのロックフィッシュには抜群の性能を誇りますので、ぜひそういった釣りがしたい人はおすすめのベイトリールです。
まとめ
いかがでしょうか?まだまだ遠距離用のベイトリールというのは数が少なく、値段も高い機種が多いです。
しかし、遠距離を飛ばした後の遠くにあるルアーの状況を知る感度の良さや、飛ばしている感覚を知るとベイトリールのロングキャストも好きになっていくと思いますので、この機会にぜひベイトタックルでの超遠距離の世界を体験してみてください。