シマノのフラッグシップベイトリールであるアンタレスシリーズの中で、DCが搭載された新作アンタレスDC!
16年にアンタレスDCが発売され、18年にはアンタレスDCMDが発売されました。
MDシリーズはモンスタードライブというシリーズで、より様々なフィールドで、様々な魚種にも対応できるように作られた【タフで強い】を目指して作られたシリーズです。
そのため、16アンタレスDCの正式な後継機としてでた今回の21アンタレスDCは実に5年ぶりのモデルチェンジとなったベイトリールとなっています。
今回は、この21アンタレスDCと16アンタレスDCを比較して、どういった点が変わったのかを解説していきます。
21アンタレスDCのスペック
引用元:SHIMANO
品番 | ギア比 | 最大巻取り長 | ハンドル長 | 最大ドラグ力 | 自重 | スプール径/幅 | ナイロン糸巻量 | ベアリング数 | 本体価格 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
RIGHT | 5.6 | 65cm | 42mm | 5.0kg | 220g | 37㎜/19㎜ | 16lb-100m | 11/1 | 77000 |
LEFT | 5.6 | 65cm | 42mm | 5.0kg | 220g | 37㎜/19㎜ | 16lb-100m | 11/1 | 77000 |
HG RIGHT | 7.4 | 86cm | 42mm | 5.0kg | 220g | 37㎜/19㎜ | 16lb-100m | 11/1 | 77000 |
HG LEFT | 7.4 | 86cm | 42mm | 5.0kg | 220g | 37㎜/19㎜ | 16lb-100m | 11/1 | 77000 |
XG RIGHT | 7.8 | 91cm | 45mm | 5.0kg | 225g | 37㎜/19㎜ | 16lb-100m | 11/1 | 77000 |
XG LEFT | 7.8 | 91cm | 45mm | 5.0kg | 225g | 37㎜/19㎜ | 16lb-100m | 11/1 | 77000 |
となっています。
XGのみ、ハンドルが45㎜とロングハンドルとなっており、それに伴って自重も5g増えています。
16アンタレスDCではHGまでのラインナップで、18アンタレスDCMDではXGのみでしたが、今回はノーマルギアからXGまで揃っていますね。
搭載されている技術としては以下の物が搭載されています。
- マイクロモジュールギア
- XSHIP
- ハガネボディ
- マグナムライトスプール3
- S3Dスプール
- サイレントチューン
- NEW4×8DC
- S A-RB
- スーパーフリースプール
- 海水OK
それでは具体的に前作の16アンタレスDCと比べて、どういったベイトリールに進化しているのか解説します。
21アンタレスDCと16アンタレスDCとの比較
21アンタレスDCに進化し、当然ですが16アンタレスDCとは変わった点がいくつもあります。
見た目の変化
まず変わった点と言えば、見た目が大きく変わりました。
16アンタレスDCの見た目は以下のようになります。
引用元:SHIMANO
そして21アンタレスDCの見た目がこちらです。
引用元:SHIMANO
見た目としては21アンタレスDCになったことで、レベルワインダーが隠れ、曲線を意識した今までのアンタレスシリーズらしい形状に戻りました。
形だけ見ると19アンタレスとほぼ同じボディ形状であることがわかります。
そのため、ベイトリールにとって重要であるコンパクトボディを手に入れ、パーミング性能が上がったため、手が小さい人でも持ちやすくなりました。
激変したスプール
引用元:シマノ
性能で言えば一番変わったのはスプールです。
まず、21アンタレスDCにはシマノの最新であるマグナムライトスプール3が採用されています。そのため、16アンタレスDCと比べてスプールがより軽くなりました。
また、21アンタレスDCのスプール幅は19㎜とナロー化(16アンタレスDCは22㎜幅)しています。
引用元:シマノ
画像のように、スプールの幅が狭くなり、レベルワインダーにあまり干渉せず直線的にラインが出るように作られています。こうすることでラインの放出がスムーズになり、飛距離が非常に伸びるようになっています。
NEW 4×8DCブレーキ
シマノのDCブレーキは電子制御であるため、より洗練された制御を手に入れました。ベイトリールの重要なポイントであるブレーキも更に進化しているようです。
引用元:シマノ
シマノのプロスタッフである、秦拓馬氏が解説していますが、飛距離としては体感として1割も伸びているという素晴らしさを持っているということです。
21アンタレスDCに搭載されているのは
- F(フロロモード)
- N(ナイロンモード)
- P(PEモード)
- X(Xモード)
という内部ダイヤルで基本となるブレーキを設定し、外部の8段階のダイヤルで微調整が行えるブレーキシステムです。
引用元:シマノ
特にXモードは超遠投モードとなっており、100m先にルアーを届けたい場合や、とにかく超遠投をしたい人に向けて設定されているブレーキです。
追い風などの好条件化で使えば、メタルジグの遠投で120m先にも届けることができるでしょう。
海水対応
21アンタレスDCは海水にも対応しています。
そのため、バスだけではなく、シーバスやロックフィッシュ、青物やフラットフィッシュなど、様々なシーンでも対応できるため、一台あれば淡水から海水まですべてカバーできる点も進化したポイントです。
21アンタレスDCは買うべきか?
21アンタレスDCは最新のDCブレーキを搭載し、正にシマノの技術の頂点に君臨しているベイトリールです。
しかし、このベイトリールは本当に買うべきかどうかは別問題で、このリールを買うべきかは迷うと思います。
このベイトリールを買うべき人は以下の人です。
- とにかく遠くに飛ばしたい!
- アンタレスが大好き!
- 鏡面仕上げがかっこいい!
です。
素晴らしいリールであることは間違いありませんが、実売価格で6~7万円もする超高級リールですから、アンタレスが本当に好きな人やほんの少しでも遠くに飛ばしたいという人は買うべきでしょう!
まとめ
進化した21アンタレスDCは、より飛距離を求め、海でも使いたいという人には素晴らしいリールであることは間違いありません。
ぜひベイトリールで100m先に届けたい人は手にしてみてはいかがでしょうか。