エンパシーといえば、元々90mmサイズが発売され、様々な動きが1つのルアーで出せるという特徴的なルアーです。
そして2022年に120mmサイズのエンパシー120が発売されました。
このルアーを使ってみた感想としては、「初心者はもちろん中級者以上のシーバスマンに超おすすめなルアー」であると感じました。
今回は、このエンパシー120のインプレとして、以下の内容を紹介していきます!
エンパシー120のスペック
- サイズ:120mm
- ウェイト:31g
- タイプ:シンキング
- レンジ:20~80cm
- アクション:可変アクション
引用元: ima
エンパシー120の紹介動画
エンパシー120の可変アクションとは?
エンパシー120は特徴的なカップ形状により、巻きスピードや流速、潮の流れなどによって様々な動きを演出します。
- ミノーのようなウォブンロール
- シンペンのようなローリング
- S字、∞字スラローム
- バイブレーション
これらの動きが、状況に合わせて勝手にエンパシーが演出してくれるため、流れの変化で自動的に食わせを作ってくれます。
これがエンパシーの最大の特徴と言えるでしょう。
エンパシー120の飛距離は?
エンパシーは頭に2個、ボディに3個の合計5個のタングステンウェイトボールの重心移動となっています。
また、31gと重たいため、飛距離も60m以上は出してくれます。
ただし、ウェイトを固定しているマグネットがかなり強いため、しっかりと振り切らないと、ボールが移動せず飛行姿勢が乱れます。
そのため、キャストがしっかりとできない初心者では、あまり飛距離がでない……と感じるかもしれません。
エンパシー120の飛距離を十分に出したいのであれば、MH以上のロッドを使うことをおすすめします。
しっかりと、適切なタックルとキャストができれば、きれいにエンパシー120はカッ飛んでいきますよ!
エンパシー120のメリットは?
エンパシー120を実際に使ってみて感じたメリットは3つあります。
- ただ巻きで自動的にアクションが変わる
- ファットなボディでアピール力が強い
- カップ形状のリップでルアーの状況が分かりやすい
これらのメリットを踏まえると、エンパシー120は一番最初に投げるパイロットルアーとしての性能が高いことが分かります。
やる気のあるシーバスにしっかりと気づかせるアピール力の高さは素晴らしいと感じます。
エンパシー120のデメリットは?
エンパシー120は、個人的にはいいルアーであることは間違いないが、おすすめかというと微妙かな……という感想です。
理由としては3つあります。
- MHクラスのロッドでないと、飛距離が出にくい
- 120mmのミノーはコモモやサスケといった超優秀なミノーがすでにある
- 自分のイメージした動きになっているか分からない
というものです。
特に31gというウェイト設定がネックで、MLクラスのロッドではキャストができず、Mクラスのロッドでは飛距離が出ない、という感じです。
フックも2番フックが2つというセッティングを見ても、強めのタックルを使うことが前提なのでしょう。
MH以上の強めのタックルを持っており、投げて巻くのが大好きな人にはおすすめできるルアーではありますね。
タックルが合えばエンパシー120は初心者におすすめ
エンパシー120はタックルが合わないと飛距離はあまり出ませんが、普通にキャストすれば40~50mは飛んでくれます。
なにより初心者におすすめな理由は「適当に投げて巻くだけで釣れる」という点です。
初心者にありがちな
- 「どこに投げればいいか分からない……」
- 「どのくらいの速さで巻けばいいのか分からない……」
といったものが、エンパシー120を使えば気にしなくても良くなり、テキトーに投げて、テキトーに巻けば釣れるからです。
もちろん、そのポテンシャルを更に上げられる中級者以上であれば、より多くのシーバスを連れてきてくれるでしょう!
エンパシー120のまとめ
いかがでしょうか?エンパシー120は飛距離を出すにはコツがいるが、使いこなせば素晴らしいルアーになる可能性を持っています。
ぜひ、エンパシー120を使いこなして、シーバスをゲットしてみてください!