2022年のシマノ秋&冬オンラインフィッシングショーで、新しくクラドDCがラインナップに加わりました。
クラドDCというベイトリールは今まで出ていたDCリールの中でも面白い立ち位置にいるベイトリールです。
今回はクラドDCに関して徹底的に解説していきます。
クラドDCのスペック
引用元: シマノ
元々クラドとは海外向けのシマノベイトリールのブランドで、ボディベースは日本のスコーピオンと同じとなっています。
カラーはガンメタのボディに緑色のスプールや差し色が入っています。
海外向けのベイトリールということで、今まで日本で売られていたDCリールよりもラインキャパシティが多く設定されています。
それでは早速クラドDCのスペックを紹介していきます。
クラドDCの公式ページはコチラ
基本スペック
- 発売日:2022/10予定(左ハンドルは2022/11予定)
- スプール番手:200番
- ギア:HG、XGの2種類
- ギア比:7.4(HG)、8.5(XG)
- 最大ドラグ力:5.5kg(HG)、5kg(XG)
- 自重:225g(HG)、230g(XG)
- スプール径/幅:35mm/28mm
- 糸巻き量(ナイロン):12lb-165m、14lb-145m、16lb-120m、20lb-100m
- 最大巻取り長:81cm(HG)、93cm(XG)
- ハンドル長:45mm
- ベアリング/ローラー:6/1
- 価格:32000円
技術特性
- マイクロモジュールギア
- Xシップ
- HAGANEボディ
- I-DC4
- Ci4+
- S3Dスプール
- S A-RB
- スーパーフリースプール
- 海水対応
クラドDC紹介動画
となっています。
続いてクラドDCの特徴を紹介していきます。
クラドDCの特徴は?
引用元: シマノ
クラドDCの特徴は【スプール径/幅】と【糸巻き量】です。
この2点は今までのDCベイトリールにはなかった特徴です。
クラドDCのスプール径/幅について
クラドDCは35mm径で28mm幅のワイドスプールが搭載されています。
ワイドスプールは飛距離は多少落ちますが【ラインの目減りが少ない】という点と【ラインが食い込みにくい】というメリットがあります。
ラインの目減りが少なくなれば、遠投先でも糸巻き量が変わりにくくなります。
また、ラインが食い込みにくくなれば、ラインへのダメージも少なくなるので、ラインが長持ちしたり、高切れやバックラッシュのリスクが減ります。
クラドDCの糸巻き量について
クラドDCは日本のDCベイトリールで初めての20lbのラインが100m巻ける糸巻き量となっています。
糸巻き量が多いので、ビッグベイトを使っても安心ですし、細いラインを多く巻くこともできます。
クラドDCのメリット
クラドDCのメリットは20g以上の重ためなルアーとの相性が良く、バイブレーションやクランク、ビッグベイトなどと特に相性がいいです。
また、ラインキャパシティがあるので、ある程度太めのPEラインを巻いて遠投しても、スプールに巻かれているラインの目減りが少ないのもメリットです。
20g以上の重ため名ルアーをよく使う人、遠投先でも糸巻き量が変わりにくいベイトリールが好きな人はクラドDCはおすすめです。
クラドDCのデメリット
クラドDCは軽量ルアーとの相性が非常に悪いです。
その理由はスプールが重たく、ワイドスプールで糸抜けもあまりよくないからです。
シマノの公式ページで「10g前後のミノー」からキャスト可能とありますが、正直投げられるだけで快適ではないのは間違いありません。
20g以下の軽量なルアーをよく使い人にはクラドDCはおすすめできないでしょう。
クラドDCまとめ
クラドDCは35mm径、28mm幅のワイドスプールと搭載で重ため名ルアーとの相性が良いI-DC4のDCベイトリールです。
20g以上の比較的重たいルアーをメインで使用し、色々な釣りを1台のベイトリールでやりたい!という人におすすめのベイトリールとなっています。
発売は2022年10月なので、ぜひ試してみてはいかがでしょうか!