ベイトリールボディ分解メンテナンス

ベイトリールに限らず、リールは同じ機種であっても、番手やギア比が数種類ラインナップされています。

ベイトリールに関しては番手はあまり変わることはありませんが、ギア比に関してはローギアやハイギア、エクストラハイギアなど様々なギア比が用意されています。

ギア比は非常に重要な要素ですが、何が違うのかが分からなければ選びようがありませんよね?

ここでは、ベイトリールを選ぶ際のギア比に関してを詳細に紹介していきます!

それ以外のベイトリールに関しては以下の記事を参考にしてみてください!

そもそもギア比とは?

そもそもギア比とはなんでしょうか?ギア比とは、リールにおいてのギア人はハンドル一回転辺りにスプールが何周するかの比率のことです。

リールのスペックを見ると【8:1】というようなギア比が書いてあります。今回の場合はハンドル一回転で8回スプールが回るということです。

つまり、数字が大きければ大きいほどスプールが多く回転し、ラインの巻取り量も多くなるということです。

ギア比の表現の違いに関しては、明確な区分けというのはないのですが、糸巻量に応じて大体以下のような区分けになっていることが多いです。

  • ハンドル1回転あたり、60㎝前後の糸巻量がローギア
  • ハンドル1回転あたり、70~80cm前後の糸巻量がハイギア
  • ハンドル1回転あたり、80cmを超える糸巻量がエクストラハイギア

また、ローギアの表記は【P、PG、表記なし】等で表され、ハイギアは【H、HG】で表示され、エクストラハイギアは【XG、XH】などで表示されています。

ローギアのメリット、デメリット

ローギアはソルトで使う人はあまり多くない印象ですが、バス釣りでは非常に多くの方が使っています。

もちろんソルトでも使う場面は多くありますが、そもそもローギアにはどんなメリットとデメリットがあるのでしょうか?

ローギアのメリット

ローギアのメリットは【スローでの巻きに強い】ということと【巻き感の滑らかさ】【巻きトルクが強い】という3点にあります。

まず【スローでの巻きに強い】という点ですが、シーバスゲームなどの、ただ巻きでデッドスローというほどゆっくり巻く必要がある場面がでてきます。

このデッドスローというのはラインをほとんど巻かずに、ルアーを流れに乗せて、ほぼ水流の力のみでルアーを動かしている状態を作ることですが、ハイギアでは巻きすぎてしまうので難しくなります。

そういったゆっくり巻く必要があるときほどローギアの強みが出てきます。

【巻き感の滑らかさ】というのは、ハンドルを巻いたときのリールのノイズが少ないということです。

そもそもリールを巻いた時のノイズというのは【ギア同士の接触】【ベアリングの回転】【パーツのガタつき】の3点が原因になります。

これらの原因は当然ながら多く動けば動くほどノイズは大きくなるため、ハンドル1回転あたりが一番動かないローギアがノイズが少なくなるというわけです。

【巻きトルクが強い】というのは非常に大きなメリットになります。

魚をごり巻きで持ち上げる時にも使えますし、バイブレーションやクランクベイトなどの巻いていて疲れるルアーを使っても、リールの力で巻いてこれるため疲れにくいという点も非常に有用です。

ローギアのデメリット

ローギアのデメリットは【糸巻量が少ない】【人気がない】という点です。

【糸巻量が少ない】という点は非常に影響が大きく、遠くに投げて早巻きをしないといけない場合に特に大きなデメリットになります。

キャストし直しをする際の回収時や、早巻きなどをする場合は早くハンドルを回さなくてはいけないため、疲れてしまう点はデメリットになります。

また、最近はメーカーもハイギアを押している人が多いためか、ハイギアやエクストラハイギアを使っている人が多いためか、釣具店や中古でもローギアの在庫は少ないことが多いです。

ハイギアのメリット、デメリット

ハイギアは特にソルトゲームで人気のギア比となっており、釣具店でもハイギアをおすすめする店員が多いということもあり使ったことがあるという人も多いギア比です。

そんなハイギアのメリット、デメリットはどういったものでしょうか?

ハイギアのメリット

ハイギアのメリットは【幅広い巻き速度に対応できる】という点です。

デッドスローまでとなると、ローギアの方が格段にやりやすくなりますが、スロー巻きや早巻きに関してはハイギア一つで全く問題なく行うことができます。

そのため、何台もリールを買う必要がなく、バーサタイルに使えるベイトリールのハイギアを買えば、バスからシーバス、ロックフィッシュ、アメマスなどの様々な釣りに対応できる点は非常に大きなメリットです。

ハイギアのデメリット

ハイギアのデメリットは特化した性能がないという点です。

巻きトルクの強さや、スローでのただ巻きはローギアの方が優れており、早巻きやルアーの回収の速さを目的としている場合はエクストラハイギアの方が楽に巻くことができます。

ただ、今回上げたデメリットに関しては、釣り人側の技術でカバーできるため、目立ったデメリットはないと思っていいでしょう。

エクストラハイギアのメリット、デメリット

エクストラハイギアはローギアやハイギアよりも後に出てきたギア比で、一番歴史の浅いギア比でもあります。

ただ、最近はエクストラハイギアが採用されているベイトリールも増えており、特にサーフゲームではエクストラハイギアが選ばれることが多いです。

エクストラハイギアのメリット

エクストラハイギアのメリットは【ラインの巻取り量が多い】という点に尽きます。

リールの種類にもよりますが、最大巻取り量で一巻きで80㎝後半から100㎝を超えるものまであるため、非常に巻取りが早いです。

特に遠投をした場合は、スプールに巻かれているラインが減っているため、一巻きあたりの巻取り量はかなり減る場合があります。

そういった場合でもエクストラハイギアであれば、他のギア比のリールよりも楽に巻きとることができます。

また、巻取り量が多い事の恩恵として、ラインスラッグを出さない巻き方ができるため、ルアーの状況を読みやすいというメリットがあります。

エクストラハイギアのデメリット

エクストラハイギアのデメリットは【スローな巻きがほぼできない】という点と【巻きトルクが弱い】という点、【巻き感が良くない場合がある】【ラインナップにない】という4点です。

【スローな巻きがほぼできない】というのは、エクストラハイギアはローギアの1.5倍以上巻取り量が多いため、スロー巻きをしていると思っても、実はかなり早巻きになっているということが多いです。

スローな釣りで魚が釣れないという人は、リールがエクストラハイギアを使っている人が多いのもこれが理由です。

【巻きトルクが弱い】というのは、ギアを早く回すため、ギアの歯がローギアに比べて細かいため、力の伝達力が弱いことが原因です。

【巻き感が良くない場合がある】というのも、ハンドル1回転あたりのギアやスプールがより多く動くため、ノイズを拾いやすいというのが原因です。

【ラインナップがない】というのは、昔のベイトリールにはエクストラハイギアというのはそもそもなかったため、ラインナップに存在せず、現在でも新しいリールの中でハイギアまでというリールも珍しくありません。

ギア比のまとめ

いかがでしょうか。ローギアとハイギア、エクストラハイギアのメリットとデメリットをしっかりと知って選べば、非常に快適に釣りができるということが分かったと思います。

ぜひこの機会に、ベイトリール選びの際にギア比のことを考えてみましょう!