こんなベイトタックルの遠投についての疑問を解決します!
こんにちは!KIYO(@BaitOcean)です。
まずは私がベイトタックルで100m以上キャストができる証拠ということで動画を乗せておきます。
ベイトタックルの遠投はかなり難しく、失敗すれば高切れしてルアーを失うこともあります。
私も今は安定して100mキャストすることができますが、安定するまでは何度も失敗してルアーをロストしました・・・。
ですが、今思うとベイトタックルの遠投は、たった3ステップでキャストができるということが分かりました。
このページでは
- ベイトタックルで遠投を練習する時の準備
- ベイトタックルの遠投の3ステップ
- ベイトタックルの遠投の細かいコツとは?
を紹介していきます。
ベイトタックルで遠投ができるようになれば、今までとは違った遠い位置にいる魚と出会える可能性も上がりますし、何といってもベイトタックルの遠投は爽快感があります!
ぜひこのページを参考にして、ベイトタックルで100m飛ばしていってください!
ベイトタックルで遠投を練習する時の準備
ベイトタックルの遠投も、なにもせずにいきなり遠投すると高切れしたりトラブルが起きやすくなります。
ベイトタックルで遠投する練習をするにも、いきなり遠投するのではなくまず次のセッティングや環境を作って練習をしてみてください。
①太めのPEラインを巻く
安いPEラインでいいので、できれば4本編みのPE3号以上のラインを巻くことをおすすめします。
理由としては【高切れを防ぐ】【ライントラブルを少なくする】という2点にあります。
遠投はラインにかなりの負担がかかるため、あまりに細いPEラインを巻いてしまうと、高切れのリスクがかなり高くなります。
ラインが太いことでライン自体がまっすぐ出るため安定しますし、安心してキャストができるため、ぜひ練習では太いPEラインを使って練習してください。
②PEラインを濡(ぬ)らしておく
PEラインが水に濡(ぬ)れていないときに遠投してしまうと、ライン同士の摩擦(まさつ)でPEラインにダメージが入り、高切れする場合があります。
そのため、ペットボトルに水を入れてラインにかけるか、軽いキャストを何度かして、PEラインを濡(ぬ)らした状態にしてから遠投をしましょう。
③リーダーについて
遠投したときに高切れを防ぐ方法として、ロングリーダーを組むというのもいい方法です。
キャストするルアーの重量と同じポンド数のナイロンリーダーを10m巻くことで、高切れのリスクをかなり下げることができます。
ロングリーダーを組むと、スプール内にリーダーが巻かれることになるため、ノットはガイド抜けがいいFGノットで組むことをおすすめします。
④キャストするルアーについて
キャストするルアーは飛行姿勢が安定しやすいメタルジグやシンペン、バイブレーションで練習しましょう。
また、高切れでルアーをロストするのが怖いのであれば、キャスティングシンカーやナス型オモリで練習するのもおすすめです。
キャストするルアー(オモリ)の重さは、ベイトロッドのルアー重量の範囲の真ん中の重さが扱いやすいためおすすめです。
⑤足場の良い場所を選ぶ
練習する時は足場良い場所で練習しましょう。
滑りやすい場所や不安定な場所ではなく、広い堤防やフラットな砂のサーフなどでの練習がおすすめです。
⑥ブレーキについて
ベイトリールのブレーキは必ず一番強い状態で練習しましょう。
「ブレーキを強くすると練習にならないのでは?」と思うかもしれませんが、そんなことはありません。
ベイトタックルの遠投は【キャストフォーム】と【キャスト直後】で決まるため、ブレーキを強くしてもちゃんと遠投の練習になります。
むしろ、キャストフォームが安定していないのにブレーキを弱くすると、すぐに高切れしてルアーをなくすので、やめたほうがいいでしょう。
ベイトタックルの遠投の3ステップ
それでは早速ベイトタックルの遠投3ステップを紹介していきます。
そのステップとは【手投げ】【重心移動】【上半身を回す】の3ステップです。
手投げ
手投げとは名前の通り【手(腕)だけで投げること】を言います。
まずは以下の動画を見てください。
動かす部分は手首、肘、肩の3か所だけです。
まず、ベイトタックルの持ち方はワンフィンガーで持ち、リールを横に90度回転させ、もう片方はリアグリップを持ちます。(ワンフィンガーだと安定しない人はツーフィンガーでも可)
ルアーのたらしは50cm前後がやりやすいと思います。
肘の位置は肩と同じか少し上まであげて、まっすぐ後ろに引いて、まっすぐ前に出す練習をしましょう。
ロッドを振っている時は常にルアーの重みを感じている状態であることが重要です。
ルアーの重みがなくなるときは、振るタイミングを少しづつ変えることで、自分のやりやすいタイミングをつかむことができます。
動きに慣れてきたら、何度か振った後にキャストしてみましょう。
飛距離はでませんが、まずはキャストする感覚をつかむことが重要です。ぜひ動画のように繰り返しロッドをスイングして慣れていきましょう。
重心移動
手投げに慣れてきたら、次は足を前と後ろに肩幅ぐらいで開きましょう。
まずは以下の動画を見てください。
トリガーグリップを持っている手と同じ足を下げ、逆の足を前に出します。
上半身は手投げと同じ動きをしながら、下半身は重心を後ろ・前・後ろとロッドの振りに合わせて重心を移動させる練習をしましょう。
重心を移動させることで、よりルアーに勢いがつくようになりますので、しっかりと重心移動を意識してロッドをスイングしていきましょう。
重心移動に慣れてきたらキャストしてみましょう。手投げだけよりも飛距離が出るようになっているはずです。
上半身を回す
最後のステップは上半身を回すというものです。
まずは以下の動画を見てください。
いままでの動きに加えて、上半身を90度回しながら後ろに振って、前に振りながら体の向きを戻すということをします。
イメージとしては、ロッドを後ろに振りかぶるときに肩を後ろに引っ張りながら振るようにしてみましょう。
体を回すことで動きが複雑になり、バランスを崩しやすくなるため注意が必要です。
この動きをすると、縦の動きに横の動きが加わるため、ルアーの軌道が8の字になります。
上半身を回した時に肩が下がらないように注意して、しっかりと振れるように練習しましょう。
このステップができるようになると、かなりルアーに勢いが付いているはずです。
スイングを繰り返して、慣れてきたらキャストをしていきましょう。
安定してきたらベイトリールのブレーキも少しづつ下げていけば、どんどん飛距離が伸びていき、遠投できるようになるはずです。
ベイトタックルの遠投の細かいコツとは?
ベイトタックルで遠投するときの大まかな動きは紹介しましたが、ここでは細かいコツを紹介していきます。
ティップがブレないように体を固める
ベイトタックルで遠投するときに重要なのは、キャスト直後にティップがブレないことです。
ティップがブレるとラインを叩いてしまい、バックラッシュにつながります。
ティップがブレないようにピシッと止めるには、キャスト直後に体を固めることが重要です。
キャストしてスプールから親指が離れた時に、体をガチッと固めることでティップのブレを抑えることができます。
ロッドを振るときは力を抜く
遠投するときに限りませんが、キャストするときは基本的に力(りき)んではいけません。
力を込めてロッドを振ってしまうと、キャストにスムーズさがなくなってしまうので、バックラッシュしたり飛距離が出なかったりします。
ベイトタックルのキャストは力を抜いて、スムーズにキャストするようにしましょう。
キャストする方向に足先を向ける
キャストする方向に足先を向けるようにすると、キャストの再現性が高くなります。
安定してキャストすることができますし、狙った場所にキャストができるようになるため、足先を意識してキャストをしましょう。
ベイトタックルの遠投まとめ
ベイトタックルでの遠投は、力を抜いて体全体を使ってキャストすることが重要です。
しっかりと後ろに振りかぶって重心も後ろに持っていきながら体をひねり、前に振るときは重心を前に移動しながら、ひねった体を前に戻しながらキャストをすることで遠投ができます。
ベイトタックルの遠投は慣れるまでは大変ですが、慣れてしまえば安定してキャストができるため、ぜひベイトタックルの遠投にチャレンジしてみてください!