2022年1月追記:2022年3月に200番にXGが、2022年4月に201番にXGが追加されます!
カルカッタコンクエストと言えば、フル金属ボディと金色のカラーからくるレトロモダンな印象ながらも高級感あふれる丸型ベイトリールとして、シマノの中でも代表的なベイトリールの一つです。
しかも、見た目だけではなく、マイクロモジュールギアからくるシルキーな巻き心地は他のベイトリールでは味わえず、この巻き心地を求めてカルカッタコンクエストを購入する人もいるほどです。
そんな丸型ベイトリールの中でも特に人気のカルカッタコンクエストが2021年に新しくなって新登場しました。
しかし、今回でてきた21カルカッタコンクエストは他のカルカッタシリーズとは明確に違っているポイントがあります!
それを知らずに購入してしまうと、後悔する可能性があるため、ぜひこのページを読んでいただき、購入前の参考にしてみてください!
21カルカッタコンクエストのスペックは絶対に見たほうがいい!
品番 ギア比 最大ドラグ力(Kg) 自重(g) スプール 径(mm)/幅(mm) 糸巻量ナイロン(lb-m) 最大巻上長(cm/ハンドル1回転) ハンドル長さ(mm) ベアリング数BB/ローラ― 夢屋ハンドルノブタイプ 夢屋ハンドルタイプ 本体価格(円) 商品コード 100 5.6 4.5 220 33/19 12-100,14-90,16-80,20-65 58 42 13/1 A BH-1 54,600円 042323 * 101 5.6 4.5 220 33/19 12-100,14-90,16-80,20-65 58 42 13/1 A BH-1 54,600円 042330 * 100HG 7.4 4 220 33/19 12-100,14-90,16-80,20-65 77 42 13/1 A BH-1 54,600円 042361 * 101HG 7.4 4 220 33/19 12-100,14-90,16-80,20-65 77 42 13/1 A BH-1 54,600円 042378 * 200 4.8 6 235 38/21 12-165,14-145,16-120,20-100 57 42 13/1 A BH-1 56,700円 042347 * 201 4.8 6 235 38/21 12-165,14-145,16-120,20-100 57 42 13/1 A BH-1 56,700円 042354 * 200HG 6.5 6 240 38/21 12-165,14-145,16-120,20-100 78 42 13/1 A BH-1 56,700円 042385 * 201HG 6.5 6 240 38/21 12-165,14-145,16-120,20-100 78 42 13/1 A BH-1 56,700円 042392 * 200XG 7.5 6 235 38/21 12-165,14-145,16-120,20-100 89 45 13/1 A BH-1 59,500円 044402 * 201XG 7.5 6 235 38/21 12-165,14-145,16-120,20-100 89 45 13/1 A BH-1 59,500円 044419 * 引用元: SHIMANO
21カルカッタコンクエストは前作より軽いルアー投げられる特徴を持っています
引用元: SHIMANO
カルカッタコンクエストは他のリールとは全く違う特性を持っています。
そんなカルカッタコンクエストの特徴を紹介していきます。
カルカッタコンクエストのメリット
カルカッタコンクエストのメリットは以下の通りです。
- 巻きの滑らかさが、全リールの中でもダントツで良い
- フル金属ボディで剛性が非常に高い
- 高級感がありながらも、昔なつかしい感じもあるデザイン
- クランクやスピナベなどの巻き抵抗の高いルアーに最適
- 200番にXGが追加され、シーバスなどのソルトゲームにも最適になった
カルカッタコンクエストの魅力は、何と言っても金色で金属感あふれる丸型ボディと、見た目だけではない巻き心地の良さにあります。
フル金属ボディの中に、がっちりとしたギアやパーツがおしみなく使われており、一度持ってしまうと他のベイトリールでは絶対に味わえない満足感を得られます。
性能はもちろん、インテリアとしても素晴らしいロマンあふれる高級ベイトリールとして完成されています。
カルカッタコンクエストのデメリット
カルカッタコンクエストのデメリットは以下の通りです。
- フル金属ボディなのでリール重量が重い
- 改善はされたが丸型リールのため、手が小さい人には持ちにくい
- 金属ボディの為、冬のリールの冷え方がやばい・・・
というデメリットがあります。
特にカルカッタコンクエストは樹脂ボディを使っているベイトリールとは比べ物にならないほど冷えるため、冬時期は結構辛いです。
重量も重たく、パーミング性能も体高が低いベイトリールと比べると落ちるため、持ちやすさや軽さを重視している人には合わないでしょう。
21カルカッタコンクエストのブレーキ
引用元: SHIMANO
21カルカッタコンクエストはブレーキシステムにSVSインフィニティが採用されています。
スプール側に4個のブレーキシューがあり、シューを一つ一つON、OFFにすることで大まかなブレーキを設定し、外部のダイヤルで細かく設定できます。
このブレーキにより軽いルアーから重たいルアーや空気抵抗の多いルアーなどに合ったブレーキに設定することができるようになります。
SVSインフィニティは遠投性能がかなり高いブレーキシステムですので、ソルトゲームにも最適です。
前作のカルカッタコンクエストとの違いは?
引用元: SHIMANO
今回カルカッタコンクエストは21年になってどんなパワーアップをしたのでしょうか?
スプール周りがかなり変わっている
引用元: SHIMANO
- MGLスプール3が搭載され、スプール重量が軽くなっている
- ナロースプールに変更されている
- サイレントチューンでスプールの回転時のノイズが軽減されている
という3点が変わっています。
特にスプールの大きさはかなり変わっていて、100番に採用されているスプールは「36㎜/21㎜」でしたが、今回の21カルカッタコンクエストは「33㎜/19㎜」とかなり小さくなっています。
200番でも「40㎜/22㎜」だったのが、「38㎜/21㎜」と小さくなっています。
前作のカルカッタコンクエストに比べて軽く小さくなっているため、より軽いルアーも快適に扱えるようにセッティングがされています。
巻き心地が良くなる技術が採用されている
引用元: SHIMANO
- インフィニティドライブ採用
- 軸部分のベアリング追加によるハンドルガタの減少
が追加されています。
インフィニティドライブとは、ピニオンギアの機構を見直して巻きのノイズを60%も低減させた機構です。キャスティングベイトリールでは21カルカッタコンクエストが初搭載となる技術です。
また、21カルカッタコンクエストではベアリング数が1つ増えています。これは21アンタレスDCで紹介されているハンドル軸にベアリングが追加されているのと同じものが入っているようです。
今まででも十分カッチリとしながらも滑らかな巻き心地だったカルカッタコンクエストが更に強い巻き心地に進化したと言えるでしょう。
ベイトリール全体がナロー化してパーミングしやすくなった
引用元: SHIMANO
丸形のベイトリールといえば持ちにくいという弱点がありました。
しかし、21カルカッタコンクエストはベイトリール全体がナロー化され、パーミング性能がかなり上がりました。
実際に持ってみるとわかりますが、丸形ベイトリールなのにかなり持ちやすく感じます。
21カルカッタコンクエストの注意点とは?
それでは、21カルカッタコンクエストの注意点とは一体何でしょうか?
それは今回からカルカッタコンクエストが【バーサタイルを意識してきた】という点です。
というのも、今までのカルカッタコンクエストはある程度大きなスプールが使われており、またラインキャパシティもあることから、ビッグベイトゲームで多用されてきたベイトリールです。
ですが、今回の場合は【スプールが小口径かつ軽く】なり、【スプール幅も狭く】なりました。
これは今までのカルカッタコンクエストシリーズにはなかったポイントです。
そのため、今までのカルカッタコンクエストと同じ用途で買おうと思っている人や、以前のカルカッタコンクエストのイメージで購入すると、全く違うベイトリールになっていることに驚きます。
正直に言うと、今回のスプール周りの進化はビッグベイトゲームにおいてはメリットにならず、むしろデメリットになってしまいます。
理由としては、ビッグベイトは重たいルアーであるため、スプール重量を軽くする意味がほとんどないこと、スプール幅が狭くなったことで、ラインが食い込むリスクが増えたこと、スプール径が小さくなったため、べっぐベイトの高切れのリスクが上がったという点です。
21カルカッタコンクエストは、今までのカルカッタコンクエストとは全く違った路線のベイトリールであることを知っておきましょう!
21カルカッタコンクエストは買いなのか?
引用元: SHIMANO
淡水・海水問わずクランクベイトやスピナベ、バイブレーションといった巻物中心に釣りをするという人は「買い」です。
今までのように、ビッグベイトを主体とした釣りをしたい人は旧カルカッタコンクエストの方をおすすめします。
XGが追加され、シーバスゲームにも最適になった!
21カルカッタコンクエストは12cmクラスのミノーやシンペン、ビッグベイトまでかなり相性がいいベイトリールでした。
しかし、XGがなかったために糸巻き量が足りずにシーバスゲームではあまり向いていないベイトリールでした。
しかし!
2022年にXGが追加されたことにより、21カルカッタコンクエスト200/201XGはシーバスゲームに最適なベイトリールに進化しました!
特に秋の大型ベイトパターンやメタルジグ、重めのシンペンを使ったゲームにかなり使えるベイトリールになりました!
まとめ
いかがでしょうか?21カルカッタコンクエストは今までのカルカッタシリーズとは全く違うベイトリールであることは分かったと思います。
今回のカルカッタコンクエストは前回に比べて【スプールの軽量化とナロー化】と【巻き心地の強化】が図られています。
巻物中心により滑らかな巻き心地が約束されているカルカッタコンクエストをぜひ手に入れましょう!